シング・ストリート未来へのうた
シング・ストリート未来へのうたとは?
イケてる彼女を振り向かせたい!どん底の少年がバンド活動に踏み出す青春ストーリー
「はじまりのうた」のジョン・カーニー監督の自伝的な音楽青春映画。バンドを組んで灰色の日々を変えていく少年の友情と成長は爽やかで眩しく、初恋は甘酸っぱくも切ない。
デュラン・デュラン、ザ・キュアー、ザ・クラッシュ、ザ・ジャム、ホール&オーツ、a-ha、 スパンダー・バレエなどの80年代ヒットナンバーが登場。
2019年12月31日 23:59まで配信
シング・ストリート未来へのうたの予告動画は、こちら
シング・ストリート未来へのうたのあらすじ ネタバレ
1985年、大不況のダブリン。父の失業により荒れた公立高校に転入した14歳のコナーは、どん底の日々を送る。そんなある日、街で見かけたラフィナにひと目惚れし、「僕のバンドのPVに出ない?」と勧誘。慌ててバンドを組み、練習と曲作りの日々に突入するが…。
再生時間 105分
シング・ストリート未来へのうたの作品概要
シング・ストリート未来へのうたのキャスト紹介
シング・ストリート未来へのうたの感想
程よいテンポで、心地よい音楽をバックにストーリーが進んでいきます。コナー達がバンドを組んで、ミュージックビデオを撮るシーンがありますが、この映画全体も、複数のミュージックビデオが連なったものを観ているかのような気分になります。音楽が自然にストーリーの中に溶け込んでくるような映画です。
主人公の男の子や、バンドのメンバー、モデルと豪語するラフィナ、学校のいじめっ子など1人1人のキャラクターに引き込まれます。それぞれに10代ならではの憧れや苦悩があり、葛藤があるのだと分かりつつも、どこか甘酸っぱくて羨ましさを感じてしまいます。
エイモンとコナーが作詞作曲をするシーンは、誰かと好きなことを形にできるって本当に幸せだろうなとこちらまでワクワク。
特に胸を打つのが、コナーのお兄ちゃんの存在です。誰よりも音楽に詳しく、ロックへの情熱と感性がありながらも自分の人生を生きることを諦めてしまった兄のようすは、世の中には、コナーのように夢にまっすぐ向き合う人ばかりなんじゃないんだと切なくなります。
ですが、兄の存在があったからこそ音楽への感性をグングン伸ばしていったコナーと、ラストの兄の想いを受け取る姿を見ると本当に感動します。
80年代の髪型やファッションがオシャレな雰囲気漂う、ほろ苦くもクリエイティブに満ちた青春映画です。
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