鬼滅の刃
鬼滅の刃とは?
大正時代を舞台に、主人公が家族を殺した「鬼」と呼ばれる敵や鬼と化した妹を人間に戻す方法を探すために戦う姿を描く和風剣戟奇譚。第70回(2013年4月期)JUMPトレジャー新人漫画賞(審査員:篠原健太)で佳作を受賞した投稿読切『過狩り狩り』を前身とする。
登場人物の名前は創作のほか、「奇抜に見えるが実在する」姓名が多用されている。敵方である『鬼』については、身体破壊や人喰いなどのハードな描写が多いが、その一方で不死性をコミカルに描くような側面もある。また、主人公の炭治郎をはじめとする人間たちもシリアスとコメディの両側面が描かれている。
舞台は大正時代の日本。開国と文明開化から半世紀近くが経っていて、和の中に洋が混在する。都市部は発展しているが、地方部は前時代が色濃く残る。また廃刀令や科学文明の大正現代に夜に潜む鬼などいるわけがないなどの理由により、政府否認可なので、鬼殺隊は表立った行動に制限がある。浅草、吉原など現実の大正時代の土地も描かれる。
連載誌にはミニコーナー『鬼殺隊報』が掲載されている。ジャンプ公認ツイキャス「スクールオブジャンプ」では、ツイッターにて質問を受け付け、制作側(主にジャンプ編集担当)が配信に出演して返答するという企画が度々行われている。現在、主要登場人物の年齢や裏エピソードなどが発表され、公式設定となっている。
鬼滅の刃の予告動画は、こちら
鬼滅の刃のあらすじ ネタバレ
時は大正。主人公・竈門炭治郎は亡き父親の跡を継ぎ、炭焼きをして七人家族の暮らしを支えていた。生活は豊かではなかったが家族仲はよく、町の人々にも愛され、慎ましくも幸せな日々を送っていた。しかし、炭治郎が炭を売りに下山して家を空けたある日、家族は鬼に惨殺され、唯一生き残った妹・竈門禰豆子も鬼の血が混入して鬼と化してしまう。禰豆子に襲われ、これを必死で止めようとした炭治郎を救ったのは冨岡義勇と名乗る剣士だった。冨岡は禰豆子を「退治」しようとするが、兄妹の絆が確かに残っていることに気付き剣を収める。冨岡の導きで「育手」鱗滝左近次の元を訪れた炭治郎は、禰豆子を人間に戻す方法を求め、鬼を追うため剣術の修行に身を費やす。2年後、炭治郎は命を賭けた最終関門である選別試験を経て、「鬼殺隊」に入隊する。
初仕事である沼鬼の討伐を完了し、次の仕事で浅草へ向かった炭治郎は、禰豆子が鬼になったときと同じ匂いを感じ取り、それをたどって鬼たちの祖である鬼舞辻無惨と接触する。無惨は人間に化け家族も持っており、さらに人ごみの中通行人を鬼にし暴走させたため炭治郎は手出しできなかった。その後、鬼でありながら鬼舞辻を殺そうと考える珠世と愈史郎に出会うが、差し向けられた刺客からの襲撃を受けてしまう。かろうじてこれを退けた炭治郎は、鬼舞辻に近しい鬼の血液を採取するという依頼を受け、珠世と協力関係を結ぶ。
新たな指令で鬼が巣食うという屋敷へ向かう炭治郎は、道中同期の鬼殺隊剣士・我妻善逸と再会する。醜態を晒す善逸を半ば強引に引き連れて行くが、屋敷では「稀血」の少年を巡り鬼同士が殺し合うという混戦状態となっていた。さらに、新たな鬼殺隊剣士・嘴平伊之助も乱入。屋敷の戦いは混迷を極めるが、善逸、伊之助がともに鬼を仕留め、炭治郎も元・十二鬼月である響凱を倒す。
一時の休息の後、炭治郎たち3人は那田蜘蛛山での戦いへ応援を命ぜられる。だが、先遣隊は蜘蛛の能力を使う鬼の一家を前に全滅寸前であった。鬼の強襲で剣士たちは散り散りに分断される。炭治郎は十二鬼月・累と対峙する。その圧倒的な強さの前に追いつめられるが、血鬼術が開花した禰豆子と共に決死の「ヒノカミ神楽」で逆襲に転ずる。しかし累は間一髪日輪刀から逃れ、善逸・伊之助もそれぞれ命の危機に見舞われる。それらを救ったのは、鬼殺隊最高戦力である「柱」・冨岡と胡蝶しのぶだった。こうして那田蜘蛛山の戦いは終結するが、鬼に変異した禰豆子の処遇を巡り、炭治郎は「柱合裁判」にかけられる。「柱」たちの厳しい追及を受ける竈門兄妹だったが、禰豆子が血への欲望と怒りに耐えきったことで、鬼殺隊当主・産屋敷耀哉の元、その存在は公式に認められる。
先の戦いで重症をおった炭治郎らは、胡蝶しのぶが所有する「蝶屋敷」で治療を受ける。屋敷にはその素質が認められ、「継子」に選ばれた同期の女剣士・栗花落カナヲがいた。治療は順調にすすむが、機能回復訓練においてカナヲとの実力差を見せつけられ、炭治郎らは落ち込む。炭治郎は胡蝶の過去を聞き、決意も新たに「全集中・常中」の会得を目指す。一方、「下弦の伍」が倒されたことに業を煮やした無惨は、下弦の四鬼を役立たずと粛清し、最後の下弦「下壱」を強化して、炭治郎への追手として野に放つ。
鬼滅の刃の作品概要
原作/脚本
鬼滅の刃のキャスト紹介
鬼滅の刃の感想
週刊少年ジャンプで連載中の大人気漫画「鬼滅の刃」。一家を鬼に襲撃され、唯一生き残り鬼となった妹「禰豆子(ねずこ)」を人間に戻すため、主人公である竈炭治郎が鬼の謎を探求しながら戦う物語。
2019年秋に各テレビ局で順次放送を終了しましたが、Huluでは全話一気見が可能です!
舞台は大正時代の日本。アニメでは所々劇画タッチが使われ、和風な空気が漂いながらも、鬼滅の刃独特のファンタジーさが違和感なく表現されています。サムネイル等で、「絵が合わないかも」と思った方もいるかもしれませんが、そういった方にこそ見てほしいと思うアニメです。
特に美しいと感じたのは、各キャラクターの攻撃シーン。CGを効果的に使いながら、和の要素をうまく取り込んでいます。
例えば、炭治郎の「水の呼吸」。想像してみてください。炭治郎が水の呼吸を張り巡らせて・・・
立体的な、CGで描かれた水を想像しませんでしたか?でも、このアニメは違います。
葛飾北斎の描く海のような・・・そういった「水」がこのアニメでは描かれます。
だからこそ、視聴者はこの時代が「大正」であることを無意識に感じることができ、鬼滅の刃の世界観に引き込まれるのでしょう。
そして豪華な声優陣。名前のないキャラクターにも、えっ?と思うような豪華な声優さんが声を当てています。
例えば第5話。鬼殺隊最終選抜に向かう炭治郎。美しい藤棚の中に集まった少年少女を見渡しながらつぶやきます。「こんなにいるんだ・・・」
すると、鳥居の下に立つ二人の少女が説明を始めました。
「皆さま、今宵は、鬼殺隊最終選抜にお集まりくださって、ありがとうございます。」
一糸違わず、二人同時に説明を始めます。
「山のふもとから中腹にかけて、鬼どもの嫌う藤の棚が、一面中狂い咲いているからでございます。」
この案内人、実は、魔法少女まどかマギカのまどか役等、人気キャラクターを多数務める悠木碧さんです。
キャラクター名は「案内人」、初セリフはもう一人の案内人と同時・・・なんて贅沢なんだと思わざるを得ないですね。その上、第5話のみの登場です。
少ししか登場シーンのないキャラクターでも、実は人気の声優さんが声を当ててるかも?と、耳を傾けてみるのも楽しいかもしれません。
実は、すでに続編が発表されています。2020年、鬼滅の刃「無限列車編」、なんと劇場版です!
柱の中でも人気の高い煉獄が登場し、無限列車で鬼との戦いに挑みます。とにかく戦闘シーンの美しさが引き立つアニメなので、煉獄の炎がどれだけ美しく芸術的に表現されるのか、楽しみですね。
一度見た方も、劇場版に向けて、Huluでもう一度復習してみてはいかがでしょうか?
鬼滅の刃の動画が見れるサイトは?
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