七つの大罪
七つの大罪とは?
『七つの大罪』(ななつのたいざい、The Seven Deadly Sins)は、鈴木央による日本の漫画作品。『週刊少年マガジン』(講談社)にて2011年52号の読切作品を経て2012年45号から連載を開始。2015年、第39回講談社漫画賞・少年部門受賞。2018年10月の時点で累計発行部数は3000万部を突破している。
2014年4月16日にテレビアニメ化が発表され、2018年までに3作品が放送された。鈴木央の連載作品において初の映像化となる。これを記念して、『なかよし』(講談社)2014年11月号に「出張版」(キケンなおつかい)が掲載された。
七つの大罪の予告動画は、こちら
七つの大罪のあらすじ ネタバレ
人間と人間ならざる種族の世界が分かたれていなかった古の時代、ブリタニアの大地を舞台に、七人の大罪人から組織された伝説の騎士団〈七つの大罪〉の戦いを描く。アーサー王伝説の前日譚。
- リオネス王国奪還篇
- ブリタニア随一の大国・リオネス王国は、聖騎士達による『聖戦』のための軍備強化、更に増長した彼らの横暴によって荒れに荒れていた。十年前に聖騎士長殺しの濡れ衣を着せられた伝説の騎士〈憤怒の罪〉のメリオダスは、身分を隠して移動酒場を営んでいた折、自らに救国の助命を乞う第三王女エリザベスと出会う。片や冤罪の真実を知るため、片や母国を救うため、喋る豚ホークをともない、散り散りになったメリオダスの同朋である伝説の騎士団〈七つの大罪〉の行方を探し求める。旅の末、やがて〈嫉妬の罪〉ディアンヌ、〈強欲の罪〉バン、〈怠惰の罪〉キング、〈色欲の罪〉ゴウセル、〈暴食の罪〉マーリンが二人と一匹の元に集まった。六人まで結集した〈七つの大罪〉は、十年ぶりに戻った王都において、濡れ衣を着せた真犯人である、魔神族復活を目論む聖騎士長ヘンドリクセンと決戦。すべての名誉を回復した六人は、エリザベスとともに英雄としてリオネスに帰還する。
- 十戒篇
- ドレファスを影で操っていた魔神フラウドリンの目論見によって、三千年前に封印された魔神族の精鋭〈十戒〉が復活し、瞬く間にブリタニアを侵略。しかし、最後の仲間である〈傲慢の罪〉エスカノールと合流した〈七つの大罪〉をはじめ、キャメロット王国の若き王アーサー・ペンドラゴン、そしてブリタニアの住人たちは叛逆の炎を絶やさず、圧倒的な力を持つ魔神族からブリタニアを取り返すために戦いを挑む。そして、3000年前の聖戦の真相や、メリオダスの過去なども明らかになっていく。
七つの大罪の作品概要
監督/演出
七つの大罪のキャスト紹介
七つの大罪の感想
七つの大罪が1年ぶりに帰ってきた!ファン待望の第三期「七つの大罪 神々の逆鱗」が2019年10月6日より放送中。残念ながら地上波では見られないという方も、Huluの見逃し配信で全国どこでも視聴可能です。
十戒編後編からスタートする第三期。第一話を、第二期を振り返りながら楽しみたいと思います。
第一話はメリオダス、バンの戦闘シーンからスタート。ばたばたと魔人をなぎ倒し、助けた村人からある村の話を聞きます。
「ある村にハメられたんだ・・・」と話す村人。その話を聞き、足を急ぐバンとメリオダス。
そして始まるあのシーン。
これは未だ、人と人ならざるものの世界が分かたれていなかった古の物語・・・
今までと変わらないナレーションでスタートする第三期一話、もちろん映像もナレーションも第三期バージョン・・・やっと帰ってきてくれた!と鳥肌が立つ瞬間です。
そして、場面はリオネス王国へ。七つの大罪、そしてリオネス聖騎士が十戒グレイロード、フラウドリン、そしてマエルを迎え撃ったこの国は、マーリンのおかげで元通りにはなっているものの、村人の心の傷は癒えていない・・・リオネス聖騎士として気合いの入るハウザー。
シーンは移り、夜も更け、メリオダスとバンが焚き木を囲み食事をしています。
「相変わらずの強さだが、『あん時』の力はこんなものじゃなかった」
バンの言葉にメリオダスがうつむき・・その表情はどこか暗いものが。
『あん時』・・・第二期でリオネス王国を襲撃した十戒フラウドリンは、精神も身体も子供になっているグリアモールを守る為に、破壊ではなく自らの死を選びます。
「殺せ」とメリオダスに言うフラウドリンを、魔神化したメリオダスは無残にもグリアモールの前で殺してしまいます。
周りの人間は唖然とし、マーリンにも「あの殺し方はまずかった」と言わしめました。
十戒との戦闘後、一人焚き木で肉を焼くメリオダスの元に寄り添うエリザベス。
「昔の自分に戻るのが怖い」と涙を流すメリオダスをそっとエリザベスはそっと抱きしめ・・・第二期の名シーンがよみがえります。
あの日、親友の顔がまともに見れなかったと後悔していたバンは、満面の笑みでメリオダスに告げます。「俺のダチであることに変わりはねえ、お前は七つの大罪団長、ドラゴンシンのメリオダスだ」と・・・
バンは常識はずれな所も多いけれど、人が本当に必要としている優しさを本能でわかっているような所が魅力的ですね。
この後どうするんだというバンの問いに、「キャメロット城の奪回の前に、やらなければいけないことがある」と、にやりと笑うメリオダス。
そして舞台はオーダンの村へ・・・
オーダンの村といえば、オーダンの森にて【暁闇の咆哮(ドーン・ロアー)】とぶつかり、色欲の罪ゴウセルが合流した村ですね。もちろん、ゴウセルと七つの大罪ごっこをしていたペリオも久しぶりに登場します。メリオダスはこの村に何の用事があるのでしょうか・・・
そしてシーンはキャメロットへ。
キャメロットといえば、若きアーサーが王を務め、マーリンが七つの大罪に合流するまで身を寄せていた城です。すっかり魔神族に占領されているキャメロット。その玉座には十戒ゼルドリスが・・・。
キャメロットで何者かの襲撃を受けたという報告を受けるゼルドリス。「何者かの仕業かはつかめたのか?」その声には苛立ちと怒りが。
ゼルドリスといえば、メリオダスの実の弟です。実は声優も同じく梶裕貴さんが演じられています。声は同じなはずなのに、雰囲気が全く違うし、全く違和感がありません・・・人気声優さんの演技力はすごいと心底感心してしまいます。
そして、二人の兄マエルが傷をいやすために眠っています。マエルは、先のリオネス王国での戦闘で傲慢の罪エスカノールに退けられ、傷を負っていました。
何千年も前、まだエリザベスが女神族だった時の夢を見て、目を覚ましたマエルは呟きます。「メリオダス・・・」
そして舞台はオーダンの村へ。
ペリオが必死に父に懇願しています。魔神に媚びるために、旅人を生贄に差し出すな、と。
冒頭のある村、とは、オーダンの村のことだったようです。
旅人を生贄として差し出す村の人間。しかし、魔神は言います。生贄が一人足りないから、お前が生贄なれと・・・その人間は、村の人間でした。
「やめろぉ!」叫びながら飛び出すペリオ。しかし、魔神にとっては痛くもかゆくもありません。
ヌヒョヌヒョと気持ち悪い笑い声をあげながら「俺たちに盾突くとどうなるか、お前らに教えてやろう」とペリオをなぶり続ける魔神。
しかしペリオは叫びます。「俺はドラゴンシンのペリオダスだ!お前らなんかに絶対負けない!」
ペリオダスという名は、ゴウセルと七つの大罪ごっこをしていた時に使っていた名です。彼にとってはごっこ遊びだったとしても、心は七つの大罪のように強く正義感が溢れている・・・子供の純粋な強さとまっすぐさが胸が刺さるシーンです。
その姿を見て立ち上がる村人たち。村人たちの反撃に、魔神は「皆殺しだ!」と怒り、ペリオを締め上げます。
しかし、そこに倒れる赤魔神・・・その上には七つの大罪の五人が!!
圧倒的な強さで魔神たちをたたきのめしていく大罪メンバー。エスカノールは・・・棒立ちで殴られています。「まぁまぁでしたよ、肩たたき。」と告げ、神斧リッタで切り倒し・・・圧倒的な強さを誇るのに、こんなに笑えるキャラは中々いないですね(笑)
締めはもちろんあの技、フルカウンター。最高の締めでオーダンの村を救いました。
「魔神たちのせいで人間の心まで荒んじまってる。それを助けるのも、俺たちの務めだ。」
昔の自分=つまり、魔神王の息子として魔神族を率いていた頃に戻るのが怖いと言っていた冒頭の不安を一蹴してくれました。今までのメリオダスと何ら変わりはないんだと。
そしてもちろん、マスコットキャラクター、ホークも登場します!十戒編の中盤ともあって、冒頭から中々重い話が続いていましたが、やはりホークが出てくると一瞬で雰囲気が変わり和みます。
「待ちに待った、新・豚の帽子亭の落成式だぜ!」
第二期で、リオネス王国へ急ぐ豚の帽子亭は、モンスピートとデリエリの襲撃を受けました。その際、デリエリに殴られホークママが倒れてしまいした。その際に壊れてしまったんでしょう。
新しい帽子亭の完成を喜ぶ大罪メンバー。
そしてリオネス王国では、国王バルトラが聖騎士団を集めていました。
「来たる魔神族たちとの戦いに向け、新聖騎士長を任命したいと思う。」
リオネス聖騎士長は長きにわたり不在でした。
元二大聖騎士長であったヘンドリクセンとドレファスに向け、ハウザーは言います。
「どちらかが正式な騎士団長に任命されるんすよ!」
しかし、ヘンドリクセンは言います。「気持ちは嬉しいが、私たちには資格もその気もないよ」と。
長きにわたり、魔神に身を操られていた二人。第二期では、ヘンドリクセンがアークを使い、ドレファスをフラウドリンから解放しました。ドレファスの表情も、今までの「ザ・悪者顔」から抜け出し、穏やかですね。
そして聖騎士団長に任命されたのは、まさかのハウザー。
リオネス攻防戦で冷静に状況を把握し、仲間を鼓舞し続け己が身を盾にした・・・それこそが聖騎士の長のあるべき姿だと思う、という国王。
第二期のマエル戦では、対峙した聖騎士たちはマエルの戒禁「慈愛」の前になすすべもなくなっていました。憤るギルサンダーに対し、ハウザーは言いました。今の俺たちにできることは盾になることだ・・・
国王はその判断を評価したのでしょう。周りの聖騎士からはヤジのような愛の篭ったエールが飛び交います。
その声に答えるように、ハウザーは言いました。「全力で頑張るっす!」
まさか聖騎士長に任命されるとは思っていませんでしたが、何が一番の正義なのかを自分の目でしっかりと見ている印象が一番強いのがハウザーでしたね。
そして国王から予兆を授かる大罪メンバー。国王バルトラは、未来を予知できる魔力があるんでしたね。
「七つの大罪は再び終結する。」
その言葉にメリオダスは呟きます。「キングとディアンヌか・・・」
そのころ二人は妖精王の森にいました。
キングが池で水浴びをしながら悔し気に呟きます。「どうしてオイラにはまだ生えてこないんだ・・」
第二期で、十戒である前妖精王グロキシニアの立派な羽と強い魔力を目の当たりにし、現妖精王として羽が生えることの重要さを認識したのでしょう。
そこに現れるディアンヌ。ディアンヌは、ゴウセルとの戦いで記憶を失っています。
池で一糸まとわぬ姿で出くわした二人。その二人の悲鳴で幕を閉じた第一話・・・。
まだまだ登場していない主要キャラが沢山いますが、第一話はオールスターといっても過言ではないのではないでしょうか?
第三期を見逃してしまった方、また第一、二期を忘れてしまった方。Huluなら全て一気見ができますよ。
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