NUMBERAS 天才数学者の 事件ファイル シーズン1
NUMBERAS 天才数学者の 事件ファイルとは?
犯罪者の行動を予測する公式を作る天才数学者の弟の協力で、さまざまな難しい犯罪を解明するFBIエージェントを描くドラマシリーズ。ロブ・モロー(『たどりつけばアラスカ』)、デヴィッド・クラムホルツ (『レイ』)、ジャド・ハーシュ(『タクシー』)、ピーター・マクニコル(『アリー my Love』)主演。
NUMBERAS 天才数学者の 事件ファイルの予告動画は、こちら
NUMBERAS 天才数学者の 事件ファイルのあらすじ ネタバレ
数字がすべて
ロスで卑劣な連続レイプ事件が発生。ついに犯行は被害者を殺害するまでにエスカレートする。捜査に行きづまったFBI特別捜査官のドンは、天才数学者の弟チャーリーの提案で、犯行現場から逆算して犯人の居住区域を割り出す。しかし、その一帯に容疑者は見当たらず…。
銀行強盗集団
チャーリーは連続銀行強盗の一味が次に狙う店を数学の論理で的中させる。しかし、FBIと激しい銃撃戦になり、現場は死傷者も出る大惨事に。予想外の事態に、チャーリーは数学が万能ではないと思い知らされ愕然とする。やがて、犯人グループの真の狙いが明らかになり…。
NUMBERAS 天才数学者の 事件ファイルの作品概要
原作/脚本
NUMBERAS 天才数学者の 事件ファイルのキャスト紹介
- ロブ・モロー
- デヴィッド・クラムホルツ
- ジャド・ハーシュ
- アリミ・バラード
- ピーター・マクニコル
- ディラン・ブルーノ
- サブリナ・ロイド
- ナヴィ・ラワット
- ソフィーナ・ブラウン
- ダイアン・ファール
- ルー・ダイアモンド・フィリップス
- アヤ・スミカ
- ウィル・パットン
- ショーン・ハトシー
- クリス・バウアー
- ジェイ・バルチェル
- ジョシュア・マリーナ
- キャシー・ナジミー
NUMBERAS 天才数学者の 事件ファイルの感想
FBI特別捜査官の兄と天才鵜数学者の弟の兄弟が協力して事件解決を行う刑事ドラマである。
一話完結のためとても見やすい。
ストーリーの基本的な流れとしては事件が起こる→兄のFBI捜査官が捜査→弟に協力を要請→数学的思考をもって事件の謎を解決という流れである。
私は数学の知識がないのでさっぱりわからないが、事件で扱われている数学の知識や黒板に描かれた数式はどうやら本物のようである。
しっかり者で他人に頼らない兄や、天才なものの感情に左右されやすい弟などキャラクターひとつひとつの設定は魅力的である。
とくに弟のチャーリーは、兄を通してだけでなくFBIのお偉い方から協力要請を頼まれるほどの天才なのだが、母の死に向き合えなかったり、大学の教え子の死に感情移入しすぎたりと感情のコントロールが苦手な様子が個性としてよく描かれていると思う。
ただ、ほかのキャラクターを含め魅力的な設定が多いのだが少し含みをもたせすぎて複雑になってしまっていることが残念だ。
たとえば弟の交友関係では親友と教え子の女子大生がでてくるが、親友は恩師でもあり少し変わり者、女子大生はアシスタントでもあり天才でもあり今後恋愛関係に発展しそうな伏線を含める。
兄の交友関係はFBI関連でこれまた女性は以前交際があった…など、細かい設定が多くごちゃごちゃした印象。
兄と弟のそれぞれの生活スタイルがあって、お互いの立場から得意を生かし事件を解決へ…という流れなため、登場人物が必然的に多くなるのは致し方がないと思う。
それをうまくつなげるために”父親”という共通の存在がある。彼がいるからこそのまとまりがあるのだと感じる。
登場人物が多い分、キャラクターの裏設定はシーズンを追うごとに少しずつ追加されていくスタイルでもよかったのではないかと思う。
また、FBIの兄の立場がもう少しわかりやすいと尚よい。
弟に事件のコンサルを頼んだり、部下を束ねたりする立場なのだからそれなりに優秀な兄だということはなんとなく理解できる。
ただ役職をもっていたり、個人的なオフィスをもっているわけではないので立場があからさまではない。
FBIの事務所のセットは少しごちゃごちゃしていて見づらい。反対に弟の仕事場のセットは大学構内ということもあり解放感と落ち着きがあるいい感じの場所だ。
対比のためにわざとこのようなセットにしているのかもしれないが、生活スタイルが違う2人を表現するために部下上司含めてメインではないにしろいろいろ登場するので、FBI側はもう少しシンプルなセットでよかったのではないかと思う。
そして、兄が頼れる上司であるというシーンの追加。さらに上の上司に頼られたり、個室にしたり少し離れた広めのデスクにするなど、上司部下からの信頼があるというあからさまな表現があるといいなと思う。
ベタではあるし、単純な設定にはなってしまうがシンプルでわかりやすいほうがやっぱりいいと思う。
天才の弟の前にFBIの兄も優秀なのに埋もれてしまうのがもったいないと思った。
次シリーズに期待したいところである。
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