エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY
エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NYとは?
ロンドン警視庁で顧問として名推理を発揮していたホームズは薬物依存のリハビリのためNYへ渡る。6週間限定の付添人として、彼の父親と契約した元女医のワトソンは、彼と面会するなり自分のプライベートから過去までを的中されて困惑。そんな中、NY市警から事件協力の依頼が舞い込み…。鋭い観察眼から推理力を発揮するホームズと、多彩な医学知識を生かしてバディとしての能力を発揮していくワトソンは難事件の数々を解決する。
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エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NYのあらすじ ネタバレ
摩天楼の名探偵
ロンドンからニューヨークへと住まいを移した伝説的名探偵シャーロック・ホームズは薬物依存症から回復中で、現在ニューヨーク市警の顧問として働いている。そこへ、ホームズの父に雇われたジョーン・ワトソンがホームズの“付添い”として引っ越して来る。
あなたが寝てる間に…
ある男がアパートの自室に帰宅するなり銃で撃たれて殺される。ホームズの疑いは相続人である双子の女性に注がれるが、その1人は昏睡状態にある。そして一方では、ワトソンの“友人”が再び彼女の生活に入り込んで来てしまう。
消えた誘拐犯
ホームズとワトソンは、子供を誘拐してその現場に風船を残すという連続殺人犯を追い詰める。
失踪
薬物の過剰服用で事故死したらしいとされるウォール・ストリートの投資会社の重役について、実は殺されたのではないか、とホームズは考えている。一方、ワトソンは友人に誘い込まれ、不本意ながらもブラインド・デートに臨む。
死の天使
ホームズは、病院で死の床にある患者たちを自然死に見せかけて殺害しているらしき“死の天使”を追う。一方、ワトソンは医者であった時の同僚に偶然再会する。
危険なフライト
ある小型飛行機が墜落した後、ニューヨーク市警と国家運輸安全委員会はそれを機械的なエラーによるものだとする。しかし、ホームズは殺人事件ではないかと疑う。
忘れたい過去
非道な押し込み強盗事件が起こるが、その手口はグレッグソン警部が13年前に収監した連続殺人犯による犯行と不気味に似通っていた。ホームズは、この新しい事件を解決するためにその古い事件を再びひも解く。
長すぎた導火線
ウェブデザインの会社で爆発が起こり、その爆発物は4年前から通気管に仕掛けられていたことが分かる。一方、ワトソンはホームズに自分の代わりとなる“支援者”を見つけるようにと促す。
瞳の中の暗殺者
ホームズはギャンブル依存の大学教授が殺された事件を調査する。一方でワトソンは不当にひき逃げの疑いをかけられたと主張する昔の恋人に助けを求められる。
ダイヤモンドは永遠に
ある銀行の絶対不可侵と言われる金庫が再度破られ、ホームズは二度目の犯人たちと初回の犯人たちに何らかのつながりがあったのではないかと考える。
命の洗濯
大きな秘密を抱えていたらしいマンハッタンにある高級ホテルの支配人が殺され、ホームズはその殺人犯を突き止める必要に迫られる。
Mの悲劇
ホームズはイギリス時代からの長年の宿敵であり、ホームズの生活を職業上でも、私生活レベルでも台無しにした殺人犯“M”と対決する。
戦争ゲーム
ホームズはある理由により、ニューヨーク市警の顧問としての職を停職させられる。その後、彼は暇に任せて陰謀論者たちをオンライン上でフォローしていた。これはホームズの趣味だった。ところが、その関係者の1人がどうやら自殺に見せかけて殺されたようだ。
殺人鬼のプロファイル
逃亡中のある連続殺人犯のせいで、ホームズは彼の忌み嫌っているFBIの女性プロファイラーと一緒に仕事をさせられることになる。彼女を嫌うには理由があった。何年も前に彼女はホームズの依存症問題を予見した記事を書いていたのだった。
過去の亡霊
ホームズに以前薬物を売っていた元売人の娘が誘拐され、ホームズに助けを求めてくる。ワトソンはその“友人”が、ホームズが再び薬物に手を出す引き金になるのではないかと恐れる。ところがその古い友人は、ホームズは薬物の影響下にある方がより明敏なのではないかと考える。
容疑者ベルの献身
ベル刑事が帰宅途中銃撃された。ベル自身に犯人の心当たりがあり、一見簡単に解決するように見えた事件だったが、まもなく主要な容疑者が殺されてしまう。やがて、ホームズはこの事件は全く簡単に解決できない事件だと悟る。
偽りの遺伝子
ある富裕な慈善事業家が、誰かが故意に自分に致命的疾患を負わせたと主張し、ホームズにその犯人探しを引き受けてくれるよう懇願する。その一方、ホームズはワトソンに探偵業のコツを示そうとあれこれ指導する。
せめて、探偵らしく
ある男の妻が疑わしい状況下で消息を絶ち、ワトソンはこの件を初めて単独で扱うことにする。そして、ホームズはワトソンの扱う失踪事件の女性とつながりがあったらしい、地下鉄での殺人事件を調査する。
嵐の夜に
ホームズとワトソンは北東からの暴風雪の間、国内で最も大きい現金用金庫のうちの一つを強盗から守る。そしてまた一方でホームズは、失意の底にある、性転換した女性を元気付ける。
ブラックメール
レイプによる犠牲者の家族を標的にしていた脅迫者が殺され、ホームズとワトソンはその裏にある陰謀を解き明かそうとする。一方でホームズは、自身の薬物依存からの回復一周年を祝うのを避けようとする。
殺しのライセンス
一連の死が非常に熟練した殺人犯の仕業であると判明し、ホームズは彼の最大の敵、モリアーティが事件の背後にいると気付く。
復讐するは我にあり
ホームズは宿敵に近付けることを密かに期待して、モリアーティだと自称する男からの事件を引き受ける。一方で、グレッグソンは、この手の危険な事件にはワトソンは関わるべきものではないと彼女を説得しようとする。
本当の嘘
モリアーティはホームズを、何年も行方不明となっていたホームズが深く愛する女性、アイリーン・アドラーの発見へと導く。ホームズはアイリーンの収監と心理的虐待の詳細が明らかになるにつれ、自身の依存症へ転落の過去を思い出していく。パート1/2。
傷だらけのヒーロー
【シーズン1 最終話】モリアーティはホームズを、何年も行方不明となっていたホームズが深く愛する女性、アイリーン・アドラーの発見へと導く。ホームズはアイリーンの収監と心理的虐待の詳細が明らかになるにつれ、自身の依存症へ転落の過去を思い出していく。パート2/2。
エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NYのキャスト紹介
エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NYの感想
このドラマはNYを舞台にしたシャーロック・ホームズの別の物語である。
シャーロック・ホームズといえば舞台はイギリス、ロンドンだがこのドラマでは薬物依存の治療のためにNYにきているという設定になっている。
このドラマのポイントはワトソン氏が女性ということだ。
シャーロック・ホームズのパロディはいくつもあるが、ワトソン氏が女性という設定はあまりみないので興味深い。女優もアジア系の女優を起用という珍しいパターンだと思う。
BONESやキャッスルなど女性×男性のタッグで事件を解決という展開のドラマがヒットしているのでその影響なのか?
たしかに女性がメインキャストだとドラマに華があっていい。
ただドラマとしての演出のためにアイリーン・アドラー=モリアーティーにしてしまうのは…どうかと思ったが。
たしかに意外性もあるしおもしろい演出ではあるが、『シャーロック・ホームズ』がめちゃくちゃな気がするが…。
これが映画や舞台ではなく『ドラマ』としての視聴者のウケを狙ったところの結果なのだろうなと思う。
私は取り分けシャーロック・ホームズのファンであるシャーロキアンではないのでシャーロック・ホームズのことは某アニメ(見た目は子ども頭脳は大人な彼のやつ)にでてくることほどの知識しかない。
それでもシャーロック・ホームズでの有名な台詞が登場したり、登場人物の名前もシャーロックホームズの世界の人物、もしくはそれに近しい人物の名前だったりするところはおもしろいなと思う。
「全ての不可能を除外して最後に残ったものが如何に奇妙なことであってもそれが真実である。」
これは名探偵コナンでも使われたシャーロック・ホームズの名台詞だがこの台詞ももちろん登場する。
評価すべきポイントはこの台詞は物語のラストの決め台詞というわけでなく、なんでもないシーンの日常的会話にさらっと登場したという点である。
このことからもワトソン氏を女性にしたことからも様々な原作との相違からわかるように、ドラマの制作陣は『シャーロック・ホームズ』を作ろうとしたわけではなく、全く別物のシャーロック・ホームズを作りたかったことがうかがえる。
天才のシャーロックと外科医で医学に精通したワトソン氏が事件を解決するというベーシックな部分だけ同じで、あとは全くの別物。
その中で、登場人物の名前やおなじみの台詞で世界観を少しだけ残している。
たとえば、シャーロックの仲間の警部といえばレストレード警部が頭に浮かぶが、彼はあくまで『ロンドンでの警部』という立ち位置であるため、この作品では彼ではなくグレッグソン警部が登場する。
グレッグソン警部は原作ではレストレード警部のライバル的な存在である。
また、グレッグソン警部の部下であるベル刑事も登場するが、彼の名前の由来はシャーロック・ホームズのモデルとなった外科医ジョゼフ・ベルからとったのだろうと推測される。
ジョン・ワトソン氏は女性であることからジョーン・ワトソンに。
このように登場人物の名前でシャーロック・ホームズの世界観を少しだしつつ、ストーリーはまったくの別物ドラマとして楽しむことができる。
本物のシャーロキアンがどう評価しているのかはわからないが、シャーロキアンが原作と比べて評価するタイプの作品でもないので穏やかな目線でみることができるのではないだろうか。
またシャーロック・ホームズをよく知らない人も問題なくみれると思う。
原作のシャーロック・ホームズを知りたい方には向いてないかもしれないが、ひとつのドラマとして楽しむには申し分ない作品だと思う。
この作品は人気があり続シーズンも多くでて続いているので次シーズンもぜひ期待したい。
エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NYの動画が見れるサイトは?
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