グリーンブック
グリーンブックとは?
天才黒人ピアニストと粗野なイタリア系用心棒による痛快で爽快、驚きと感動の実話
正反対の2人が挑んだ差別の色濃い南部へのコンサートツアーに引き込まれていく。旅の終わりに待ち受ける“奇跡”に注目。監督はコメディの名手、ピーター・ファレリー。
グリーンブックの予告動画は、こちら
グリーンブックのあらすじ ネタバレ
時は1962年、トニー・リップはニューヨークの一流ナイトクラブで用心棒を務めていた。ある日、トニーは天才黒人ピアニスト、ドクター・シャーリーの運転手としてスカウトされる。なぜか彼は差別の色濃い南部での演奏ツアーを目論んでいて…。
グリーンブックの作品概要
グリーンブックのキャスト紹介
グリーンブックの再生時間
129分
グリーンブックの感想
実話を基にした、人種差別と格闘する様を描いた作品。日本で日本人として生まれ育つと、良くも悪くも黒人に対する偏見がなかったりします。特に最近の若い人の中には、「黒人は体が大きくて筋力があってカッコイイ、ヒップホップやラップをはじめとした音楽カルチャーが素敵」と考えている人が少なくないでしょう。
黒人の人が安心して泊まれるホテルが記載された「グリーンブック」。今でこそ、これそのものが人種差別の象徴のようですが、1960年代ではこれが黒人へのせめてもの“配慮”だったことに胸が締め付けられます。
黒人男性である「ドクター・シャーリー」の「ドクター」は彼が様々な博士号を持つことからつけられてるそう。彼そのものは品と教養、知性に満ち溢れていて、黒人であっても評価を勝ち得てきたことが納得できます。だからこそ、白人社会に染まりきれず「白人にはなれない自分」と、白人と群がることで黒人からも煙たがられる「黒人にもなりきれない」自分という何者にもなれない葛藤があったのでしょう。
シャーリーとトニーそれぞれの役者さんがハマリ役で、存在と風貌だけでもキャラクターがにじみ出ていて、二人の相反する雰囲気が絶妙です!他者を尊重することの大切さを改めて実感させられる作品です。「最強のふたり」が好きな人は絶対楽しめますよ!
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