地獄少女
地獄少女とは?
『地獄少女』は、スタジオディーン制作のオリジナルホラーTVアニメ作品である。
2005年10月から2006年4月に一期『地獄少女』が、2006年10月から2007年4月に二期『地獄少女二籠』が、2008年10月から2009年4月まで三期『地獄少女三鼎』が放送された。
なお、講談社の少女漫画誌『なかよし』において、アニメ放映よりも先立っての漫画連載がなされていたが、これはアニメ化企画よりも漫画化企画が先に通った結果であり、あくまで原作はアニメの方となっている。
2017年7月には、新作エピソード6話と過去作のベストエピソード6話構成の『地獄少女宵伽』が放送される事になった。
またアニメ『地獄少女』を原作として日本テレビと静岡第一テレビで2006年11月4日から2007年1月27日の深夜にテレビドラマが「黄金の舌」枠内で放送された。全12話。
制作発表はアニメ『二籠』・ドラマ両方同時に行われた。
地獄少女の予告動画は、こちら
地獄少女のあらすじ ネタバレ
世間では、ある都市伝説めいた噂が流れていた。「午前零時にだけアクセス出来るウェブサイト『地獄通信』に晴らせぬ怨みを書き込むと、地獄少女が現れて憎い相手を地獄に流してくれる」。しかし、その噂は真実だった。
怨みを持った者が「地獄通信」に書き込んだ直後、依頼者の前にセーラー服を着た長い黒髪に赤い瞳をした地獄少女・閻魔あいが現れる。あいは依頼主に契約の証である藁人形を渡し、「人形の首にかかる赤い糸を解けば、契約は成立し、憎い相手は地獄へ流される」という。ただし、「その代償として自分自身も、死後は地獄で永遠に苦しむことになる」と告げるのであった。
依頼者は、その糸を解いて怨みを晴らすのか、それとも思い直して踏み留まるのか、葛藤の中で決断を迫られる。契約が執行される際には、閻魔あいに付き従う「三藁」の一目連、骨女、輪入道らが現世での罰を与え、最後に地獄少女により「地獄流し」が行われる。
地獄少女の作品概要
監督/演出
原作/脚本
地獄少女のキャスト紹介
地獄少女の感想
呪ってしまいたいほど憎い人間が身近にいたら、私ならどうするだろうか・・・あなたなら、どうしますか?
人の世は、縁と申します・・・河鍋暁斎の地獄絵をバックに、室井滋のナレーションで始まるアニメ、地獄少女。晴らせぬ怨み、晴らしますというナレーションでもわかるとおり、コンセプトは必殺仕事人をはじめとした「現代」の必殺シリーズ。DVや隣人被害、学校でのいじめ、不倫などの男女関係、政治的問題など、現代にうずめく闇の中で生まれる人間関係には、人を貶め陥れが付き物。そこで、閻魔あい(能登麻美子)をはじめとする主人公たちが悪を成敗する物語です。2005年から4期にわたりアニメ化されており、他にもドラマ等のメディアや、パチンコ、パチスロ化もされていて、幅広い知名度と支持を受けている人気作品です。2019年11月には映画の放送が決定しており、主演に玉城ティナ、他には骨女に橋本マナミなど人気俳優が出演しています。
殺したいほど憎い人間がいる・・・その人物は皆、あるサイトの噂を耳にします。「地獄通信」。そのサイトにアクセスすると閻魔あいが現れ、首に赤い糸のついている藁人形を渡されます。紐を解けば、呪いは成就すると。しかし「人を呪わば穴二つ・・・」そう、あいは警告し去っていく。
しかし、憎しみに耐えられなかった人間はその紐を解いてしまいます。「怨み、聞き届けたり。」輪入道(菅生隆之)の一言で呪いが始まります。その呪いの内容はほとんどが「呪い主がその対象に受けていたこと」。自分がされたら嫌なことは、人にはしてはいけないというメッセージが含まれているのだと思います。
「人を傷つけ貶めて、罪に溺れしコウノトリ。いっぺん、死んでみる?」と裁きを下すのは閻魔あい。呪いの対象は、地獄流しに合い・・・
あいが「人を呪わば穴二つ」と警告したように、単純な勧善懲悪ストーリーではありません。呪った人間にも代償があり、死後は地獄へ向かいそこで苦しみ続けるという。しかし、怨みを晴らした人物たちは皆、晴れた顔をしていて・・・。こんなに苦しめられた人でも、やり返したら幸せになれないのか?こんな仕打ちを受けていても我慢は美学だというのか・・・?地獄少女で取り上げられる怨みの根本が我々の身近である現代の問題のため、視聴者側も胸が痛くなることがあると思います。
背景には「なぜ閻魔あいは地獄流しを続けるのだろうか」という謎があります。その謎は、彼女の過去が明らかになるにつれ徐々にわかっていくのですが、基本的に1話完結で見やすいアニメです。必殺シリーズが好きだという方や、アニメを見る時間があまりとれないという方にもおすすめです。
地獄少女の動画が見れるサイトは?
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