猿の惑星:新世紀(ライジング)
猿の惑星:新世紀(ライジング)とは?
名作SF映画の起源に迫る新シリーズ第2弾。ついに猿VS人類の戦争が幕を開ける!
前作の10年後を舞台に、ウィルス感染によって追い詰められた人類と文明を築き始めた猿たちの戦いの幕開けが描かれる。猿たちの仲間や家族をめぐるドラマもさらに充実。
再生130分
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猿の惑星:新世紀(ライジング)のあらすじ ネタバレ
シーザーが仲間とともに人類に反旗を翻してから10年。猿たちはサンフランシスコの山奥に、独自の文明を築き上げていた。ある日、シーザーの息子・ブルーアイズが人間に遭遇。ウィルス感染からわずかに生き残った人類は、猿たちと共存の道を探ろうとするが…。
2020年11月30日 23:59まで配信
猿の惑星:新世紀(ライジング)の作品概要
猿の惑星:新世紀(ライジング)のキャスト紹介
猿の惑星:新世紀(ライジング)の感想
新シリーズ1作目である『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』では、知能指数が格段に上がった猿たちが脱走し、街中がパニックになるところで終わりました。今作ではその後の世界が舞台となっています。
人の免疫では対抗できなかった死のウイルスが世界中に蔓延したことで、世界中の人々が窮地に立たされており、インフラも壊滅してしまっている状況にあります。そんな人類とは対照的に、1作目からは比べられないほどに文化的にも進化を遂げた猿が実に印象的です。
今作は、この3部作の中で最も面白い映画でした。「なぜ争いが起こってしまうのか」ということを的確に表現したストーリーとなっており、キャラクターの心理描写も秀逸です。
人間の愛情を知っているリーダーの猿「シーザー」と、人間への憎しみが捨てきれなかった猿「コバ」が相反する存在になっており、【争いの根源は憎しみや怒りである】ということをしみじみと感じます。他者へ愛情を持つことこそが平和の鍵なのでしょう。
ですが愛情があるからこそ、敵対する相手に攻撃してしまうというのもまた、争いの根源なのだとも痛感しました。
「人間のような猿」と「人類」の戦いが描かれますが、SF作品ではありながらも実際に人類が歩んできた差別や争いそのもののようで、この映画からは、【いつ世界がこのようになってもおかしくないのだ】という普遍的なドラマ性を感じます。
シーザーが親の立場になることでまた新たな「家族愛」の形が描かれているのも2作目での特徴でしょう。シーザーが迎えるラストには、前作から観ていると思わず感動してしまう場面があるので是非とも1作目から観てほしい作品です。
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