6才のボクが、大人になるまで。
6才のボクが、大人になるまで。とは?
12年もの間、ひとつの家族の成長と時の流れを見守り続けた感動のドラマ
登場人物を撮り続け、それぞれ齢を重ねていくのだが、その加齢を意識させないところが素晴らしい。いつの間にか成長しているという再認識がテーマに深みを与えている。
6才のボクが、大人になるまで。の予告動画は、こちら
6才のボクが、大人になるまで。のあらすじ ネタバレ
6歳の少年・メイソンは、母のオリヴィアに従って姉・サマンサと共にヒューストンに移り住む。父との再会、母の再婚、義父の暴力、初恋など、さまざまな変化を経験しながら多感な思春期を過ごす。子供時代を卒業して、メイソンはさらなる変化を迎えるが…。
再生時間 165分
6才のボクが、大人になるまで。の作品概要
6才のボクが、大人になるまで。のキャスト紹介
6才のボクが、大人になるまで。の感想
ふつう、映画の撮影期間というのは数ヶ月〜半年ほどでしょうが、なんとこの映画では12年もの期間を通して1つの作品を撮影、制作しているから驚きです。1回の撮影は数日単位だったそうですが、同じ俳優をつかって12年間家族を演じ続けているだけあって、ひとりひとりの歳の取り方が異様なくらいリアリティがあります。
映画自体は2時間半くらいの長さなのに、観終わる頃にはまるで自分もこの家族の親戚なんじゃないかと錯覚するくらい主人公の男の子や子どもたちの成長には心打たれます。
映画の内容そのものは、ありふれた家族の日常であり、誰もが経験したことのあるようなことでしょう。ですがこの映画を通して、子どもの頃に感じていたけれど忘れてしまった感情を思い出します。また、老いていくメイソンの親の姿を見て、人生の何かを成すには短いこと、選択していくことの難しさなどを深く考えさせられます。
【なんてことなくても、あなたの人生こそがドラマそのものなのだ】と訴えかけられるような映画です。人生は長く生きるほど後悔の連続かもしれません。でも人生は一瞬の連続なんだと知ると、今を少しでも大切にできそうです。落ち込んだ時に観ると「リラックスして、もっと先を生きてみよう」とポジティブになれる作品です。
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