残酷な観客達
残酷な観客達とは?
【企画・原作:秋元 康による欅坂46総出演の本格ミステリー、始動。】この物語で語られるのは、現代からさほど遠くない近い未来での出来事―。プライバシーの保護を優先するあまり、学校では教師や生徒の名前を開示しないことになっていた。そうした環境で学校生活を送っていた女子高生達が、突如として教室に閉じ込められてしまう―! その様子はリアルタイムで全世界に配信され、タブレットの向こうにいる見ず知らずの観客達が、彼女達を観ていた。この教室から脱出する唯一の方法は、観客達から多くの『いいね!』をもらうこと。彼女達は沢山の『いいね!』をもらうため、観客の気を惹く行動をするが徐々に行動はエスカレートしていき…。密室空間で混乱する中、信じていた友にさえ裏切られ、生徒達は疑心暗鬼になっていく。「友達は大切。でも、ルールに従うことが、この教室ではもっと大切。」ルールを守らなかった者に待ち受けているものとは? いったい何故、彼女達は閉じ込められているのか? 観客達に運命を握られた21人は全員で脱出できるのか?
残酷な観客達の予告動画は、こちら
残酷な観客達のあらすじ ネタバレ
第1話
“プライバシーの保護を優先し、学校では生徒や教師の名前を開示しない”、そんなルールの中で普段通りの生活を送っていた女子高生21人が、突如として教室に閉じ込められてしまう。何故閉じ込められているのか理由も分からず困惑する彼女達だったが、出席番号17番の葉山ゆずき (平手友梨奈) が教壇の上におかれた一台のタブレット型PCに気づく。そのタブレットを通じ、教室にいる彼女達の様子は全世界にリアルタイムで配信されていた…! そして、生徒達が教室から出るためには、配信を観ている観客達から1万の「いいね!」をもらう必要があるのだという。配信を観ている観客達からの厳しいコメントに悩み、苛立ちながらも、「いいね!」をもらうために生徒達は行動を起こすが…。
第2話
誰かが地に落ちていく光景を教室から見てしまい、『ルールを守れなかったら自分達も屋上から落とされるのでは…。』と恐怖におびえる生徒達。何とか1万の「いいね!」を獲得し、教室から脱出することが出来た者もいれば、いまだ教室に残されたままの者もいた。閉じ込められた状態に苦しむ中、出席番号17番の葉山ゆずき (平手友梨奈) は、『どうしたら「いいね!」をもらえるのか観客達に聞いてみるのはどうか』と提案する。そんな中、突如他のクラスの生徒達の悲鳴が聞こえ…。学校で何が起こっているのか? 1万「いいね!」を獲得できず最後に残った一人には、何が起こるのか? 恐怖と不安に駆られ、生徒達は裏切りともとれる行動に出始める…。
第3話
最後に教室から脱出できた出席番号17番・葉山ゆずき (平手友梨奈) と、14番・永嶺みこ (長濱ねる)。脱出を喜ぶのも束の間、待っていたのは先に脱出したはずの生徒達だった。今度は音楽室から出られなくなり、脱出するには21人合計で21万「いいね!」を集める必要があった。ただし、「いいね!」獲得のための行動は一人一回しかできないうえに、時間制限もあって…。多くの生徒達が焦り、不安になっている中、出席番号11番・杉崎凛 (菅井友香) はピアノを弾いていた。音楽一家で育った彼女には辛い過去があり、7番・小柳郁美 (小林由依) にそれを語り出す。話を聞く7番・小柳郁美も、何かを隠していて…。
第4話
音楽室から無事に脱出できた生徒達。しかし、次に待っていたのは真っ暗な廊下だった。恐怖からなかなか音楽室を出たがらない生徒達だったが、出席番号21番・和久綾乃 (渡邉理佐) が懐中電灯を見つける。16番・浜野楓 (原田葵) と5番・温田遥 (織田奈那) を先頭に廊下を進んでいると、あかりの灯ったカフェテリアを見つける。カフェテリアならば食べ物があるのではと思い、出席番号17番・葉山ゆずき (平手友梨奈) を筆頭に室内へ入る。しかし、そこにあったのは食事ではなくタブレットで、生徒達は再び閉じ込められてしまった。苛立ちや恐怖が続く中、ついに17番・葉山ゆずきと21番・和久綾乃は口論になり…。
第5話
食事を求めてカフェテリアに集まった生徒達だが、突如睡魔に襲われる。目覚めるとそこには念願の食事が置かれていたが、タブレットには一人2万「いいね!」を獲得しないと食事ができないという。生徒達ががっかりする中、食欲旺盛な出席番号17番・葉山ゆずき (平手友梨奈) は俄然やる気を出すが、よくみると食事は一人分足りなかった。18番・望月琴 (守屋茜) も「いいね!」をもらうためにどんどん熱くなっていくが、その様子に周囲が引きぎみになってしまう。その状況に過去の苦い思い出がフラッシュバックされ、焦り空回りし始める18番・望月琴の横で次々とクリアする者があらわれ、やがて食事は残り一食となり…。
第6話
体育館に移動した生徒達はその光景に驚き、悲鳴をあげる。体育館には透明の箱に入れられ、血まみれになっている担任・畑田公介 (原田龍二) がいた。箱から助けを求めるが、タブレットには先生を助けるためには全員で30万「いいね!」という指令が。普段、先生を嫌っていた生徒達は救出を迷うが、一人だけ先生に恋している出席番号12番・須原美空 (鈴本美愉) は味方となる。12番・須原美空の必死の説得と、先生が逃げ道のヒントを知っていると思った17番・葉山ゆずき (平手友梨奈) は救出を提案するが、『先生は嘘をついている』と14番・永嶺みこ (長濱ねる) は反対する。そんな中、1番・石野紗英 (石森虹花) は体育館であるものを発見し、生徒達は観客へある提案をする。
第7話
先生救出計画は出席番号14番・永嶺みこ (長濱ねる) により失敗に終わるが、逃げ道のヒントを思い出した先生から脱出方法を聞き出した生徒達は、救出を約束し、体育館を後にする。廊下の先の分岐点で二手のグループに分かれ脱出の可能性に賭けるが、プールに向かった17番・葉山ゆずき (平手友梨奈) と14番・永嶺みこ (長濱ねる) らは、プールサイドのタブレットを見つけ脱出失敗を悟る。タブレットには一人3万「いいね!」の指令が。グループの絶望をよそに、9番・佐野静香 (佐藤詩織) と20番・若本杏奈 (渡辺梨加) は中学時代に一緒に憧れていた水泳部の先輩・内野悠人 (前田公輝) との思い出にひたり、いつも好意的なコメントを寄せる観客の一人が“悠人先輩”だと信じ始め…。
第8話
何故かプールサイドに観客の男が乱入してくるハプニングが。男はすぐに消えたが、生徒達は混乱と恐怖と「いいね!」をクリアできずにぐったりしてしまう。日が沈み始め、疲れた様子の出席番号17番・葉山ゆずき (平手友梨奈) と14番・永嶺みこ (長濱ねる) は互いに過ごした中学や高校の何気ない日常をぼんやりと思い出していた。そこに、20番・若本杏奈 (渡辺梨加) は生徒達を鼓舞し、全員でダンスを始め…。
第9話
プールから体育館に向かうが先生の姿はなく、いつの間にか出席番号14番・永嶺みこ (長濱ねる) の姿もみえない。17番・葉山ゆずき (平手友梨奈) は全速力で戻り、プールに浮かぶ14番・永嶺みこを助け、しばし見つめあう二人…。生徒達は前に二手に分かれた時の別の道へ進もうとするが、1番・石野紗英 (石森虹花) は屋上から人が落ちるところを見てしまう。恐怖に怯える生徒達は、別の道は危険と考え、プールに乱入してきた男が入ってきた裏通路を探すことに。裏通路を発見し、暗闇の中を抜けるとそこには別グループの8番・坂本はな (齋藤冬優花) がいた…。
第10話
【最終話】職員室に閉じ込められた生徒達は再びタブレットからの一人5万「いいね!」の指令にうなだれるも、出席番号17番・葉山ゆずき (平手友梨奈) は意外にも最初にクリアしてしまう。しかし、親友の14番・永嶺みこ (長濱ねる) や皆と離れ離れになる寂しさや怖さと、この数日間の出来事を思い出し、全員でここから出ることを決意する。生徒達は観客達に必死のアピールをするが、やがてタブレットに寄せられたコメントの内容に違和感を抱き始め、誰かが操作をしているのではと疑問に思う。全員での脱出と生還を信じて、生徒達は一斉に行動を起こし始めるが…
残酷な観客達の作品概要
残酷な観客達のキャスト紹介
- 石森虹花
- 今泉佑唯
- 上村莉菜
- 尾関梨香
- 織田奈那
- 小池美波
- 小林由依
- 齋藤冬優花
- 佐藤詩織
- 志田愛佳
- 菅井友香
- 鈴本美愉
- 長沢菜々香
- 長濱ねる
- 土生瑞穂
- 原田葵
- 平手友梨奈
- 守屋茜
- 米谷奈々未
- 渡辺梨加
- 渡邉理佐
- ヒカル
- ラファエル
- りかりこ
- ふくれな
- 原田龍二
- 前田公輝
- 山地まり
- 福澤重文
- 霧島れいか
- 池谷のぶえ
残酷な観客達の感想
2017年に日本テレビで放映されていたドラマ「残酷な観客達」。欅坂46ファンならマストで抑えておきたいこのドラマは、現在はHuluオリジナルだけで見ることができます。
時代設定は近未来。教師の名前や生徒の名前は個人情報として伏せられ、生徒たちはお互いの名前すら知らない。お互いを出席番号で呼び合うという未来がくるのではないか、という未来への予測が含まれたドラマ作りになっています。エンディングテーマは欅坂46による「エキセントリック」。彼女たちがドラマの舞台である教室で、椅子などを効果的に使い踊るエンドロール。まるでミュージカルのようで、こちらも見ていて楽しいです。
ある学校の一室に、21人の生徒が閉じ込められてしまいます。その教室から脱出するには、閉じ込められた女子高生たちをネットから監視するいくつもの目が。タブレット型のカメラに向かい、生徒たちは観客からの「いいね」を獲得するために試行錯誤し、脱出を目指します。「いいね」を獲得するために、第一話では欅坂メンバーが変顔やモノマネ、各メンバーの特技などを次々と披露します。17番ゆずき役の平手友梨奈さんの変顔やモノマネは、このドラマでしか見られないレアなものではないでしょうか。音楽番組などではクールで無表情なイメージの平手さんですが、このドラマでは表情豊かな一面を見せてくれます。彼女の笑顔を初めてみたのですが、さすがセンターを務めるだけあってとても可愛らしいですね。ちなみに、連続ドラマ放送中に欅坂46を突然活動休止した今泉佑唯さんも出演しています。ドラマでは今泉さんが演じていたエレナは急に行方不明扱いになってしまい、その後触れられることなく次の話題に進んでしまいました・・・本当に突然の活動休止だったんですね・・・台本に急な変更があったんだなと感じました。
他にも、「AKB時はやる気なかったくせに、卒業してソロになったとたん、踊りがキレキレになるぱるる(島崎遥香)のモノマネをします!」等、大丈夫なの?とみているほうがひやひやするようなネタを披露・・・秋元康さんが監修しているので問題はないのでしょうが・・・
語り部・池谷のぶえによるナレーションと共に物語は進行するのですが、ご都合主義的な展開が多く、ドラマとして大丈夫なのかな・・・と初めは思いました。しかし、第一話のラストで事件が起こります。他のクラスの生徒が屋上から落ちてきたのです。教室の中は混乱し、パニックに。そんな中、14番みこ(長濱ねる)が笑いながら17番に囁きます・・・「私、ゆずきとなら死ねるよ」。
実はゆずきとみこは幼馴染でお互いの名前を知っていました。不敵に笑うみこに不穏な視線を向けるゆずき。最後まで脱出できなかったものが死ぬというみこ・・・なぜみこはそんなことを知っているのか?果たしてゆずきは脱出できるのでしょうか。
ファンサービス的な演出は多めですが、ミステリードラマを謳っているだけあり、話が進むにつれご都合主義的なナレーションも減っていき、その分次々と謎や彼女たちへの課題が増えていきます。
欅坂46のアンダーガールズである「ひらがなけやき」ことけやき坂46も登場。観客役に人気YouTuberのヒカルやラファエルも本人役として登場することで、実際にこういった脱出ゲームが行われているかのような、自分たち視聴者がこの脱出ゲームを見ているようなリアリティさが深まる演出になっています。
ドラマの途中でミュージックビデオのようなダンスシーンを取り入れる等、ファンサービス多めの展開で、欅坂46ファンには嬉しい演出が多いです。そして、彼女たちにあまり詳しくない人でも充分物語が楽しめるような構成になっています。その一つが出席番号で名前を呼ぶという考慮だと思います。いっぺんに21人の女子高生が出てくると「あれ?この子って何してた子だったかな・・・」と忘れてしまいがちですが、毎回字幕に出席番号を入れてくれるので、序盤に情報を取り込みやすい作りになっていたなと思います。
また、伏線の回収が全て済んでいないことから、次回作にも期待ができます。
ひらがなけやきが登場してからの展開から考察すると、次回作はひらがなけやきが主役となったゲームが展開されるのではないでしょうか。登場人物も多く、話自体は複雑に展開していくので、ミステリードラマの考察好きな方にはおすすめです。
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