チート～詐欺師の皆さん、ご注意ください～

チート～詐欺師の皆さん、ご注意ください～とは？

「小さな嘘、大きな嘘。あなたが見ているもの全てが真実とは限らない」極悪詐欺師たちをぶった切るニューヒロインが誕生! 星野沙希、25歳。天性の才能を見込まれ、【詐欺師たちを騙し返すスペシャリスト集団】、通称「チート」(cheat=「騙す」) の一員となるのだが、彼女には絶対にバレてはいけない“ある秘密”があった…。それは―彼女は『売れないアイドル』であるということ…。そんな彼女とバディを組むのは、なんとアイドルオタクの若手刑事! 騙し、騙され、騙し返す、ギリギリすれすれの詐欺合戦の行方は!! そして、「チート」の存在を揺るがす大事件が…。裏切者は、いったい誰なのか―!?“嘘”が散りばめられた“嘘まみれ”の痛快エンターテインメントドラマ!!

チート～詐欺師の皆さん、ご注意ください～のあらすじネタバレ

第1話

星野沙希 (本田翼) は、詐欺師たちを逆に騙し返して悪事をぶった切るスペシャリスト集団【チート】の頭脳。【チート】とは、様々な詐欺事件を撲滅するために刑事･安斎和毅 (風間俊介) が創設した秘密の組織だった。【チート】は、ある巨大な特殊詐欺グループのトップに立つ人物をターゲットに行動を開始するが…。

第2話

【チート】は、動画サイト「チューチューブ」を使った詐欺事件を追うことに。人気チューチューバー･サスケが、動画配信のための講座を開くと勧誘。参加希望者から入会金を集めた後、講座は開かれずにサスケは姿を消した。しかし、犯人はサスケ本人ではなく、何者かがサスケになりすまして詐欺をしていたのだった。

第3話

アイドル活動とチートの活動の両立に忙しい沙希 (本田翼)。そんな中、チートのオフィスに詐欺被害者の朋子が訪れる。彼女は趣味で描くイラストをアマチュアクリエイターのサイトに投稿していた。そのサイトを通じて麻美と名乗る女性から一緒に絵本を出さないかと持ち掛けられ、お金を騙し取られてしまったという。

第4話

沙希 (本田翼) たちチートは、化粧品会社の社長･真理亜をターゲットに作戦を開始。真理亜は化粧品のモニターになってSNSで商品を宣伝してほしいと持ち掛け、金を騙し取っているという。加茂は真理亜の会社の採用試験を受け、社員として潜入。一方、沙希は、スポーツクラブで偶然を装って彼女に近付き、罠を仕掛ける。

第5話

沙希 (本田翼) たちチートは、仮想通貨の会社“ラミシステム”に出資して金が返ってこないと訴える男性の話を聞く。ラミシステム日本法人代表を名乗る勢野をターゲットに、沙希、根岸 (上杉柊平)、美月 (福原遥) がチーム戦で動き始める。一方、3人の迅速な行動についていけない加茂 (金子大地) は、取り残されてしまう。

第6話

フィッシング詐欺の被害者が次々とチートに押しかけてくる。加茂 (金子大地) は被害者から話を聞いて、自分も被害に遭ったことに気付く。知らない間に、何者かが加茂のクレジットカードを使って50万円の時計を通販で購入していた。美月 (福原遥) は、ウイルスによってサイバー攻撃を受けた可能性が高いと指摘する。

第7話

占いサイトで詐欺に遭ったという昌枝がチートを訪れる。沙希 (本田翼) たちは、昌枝から事情を聞くことに。昌枝はインターネットの無料占いから有料サイトに誘導され、最終的に300万円を占いに費やしたという。昌枝に同情した加茂 (金子大地) は「必ず捕まえてみせます!」と意気込む。

第8話

加茂 (金子大地) のアイドルオタク仲間･内山がチートを訪れる。彼はファンサイトを通じて、人気アイドルのライブチケットを【ミライ】と名乗る人物に定価で譲った。その後、井上という人物が、内山からチケットを買ったのに送られてこないと警察に通報。内山と井上は、【ミライ】が仕組んだ巧妙な詐欺に遭ったのだった。

第9話

沙希 (本田翼) は蓮見 (桐山漣) から、チートがこれまで追い込んだ詐欺師たちが1人も逮捕されていないと聞いて不審を抱く。さらに沙希は蓮見から、安斎 (風間俊介) が警察を辞めたことを知らされる。一方、加茂 (金子大地) は、チートのオフィスでパソコン内のデータを消去しようとするが…。

第10話

【最終話】伝説の詐欺師･ナミオカとして逮捕された沙希 (本田翼)。彼女は蓮見 (桐山漣) から厳しい取調べを受ける。沙希を救うために一致団結しようと主張する加茂 (金子大地) に対し、美月 (福原遥) と根岸 (上杉柊平) はチートをやめると言い出す。一方、巨額詐欺を狙う安斎 (風間俊介) の企みは着々と進行していて…。

チート～詐欺師の皆さん、ご注意ください～の作品概要

監督/演出

プロデューサー

原作/脚本

チート～詐欺師の皆さん、ご注意ください～のキャスト紹介

チート～詐欺師の皆さん、ご注意ください～の感想

豪華俳優陣で繰り広げられたドラマ「チート～詐欺師の皆さん、ご注意ください～」。警視庁捜査二課刑事の安斎（風間俊介）が創設したとある団体「チート」。人の機敏を敏感に見抜く星野沙希（本田翼）、天才ハッカーである美月（福原遥）をはじめとしたチートメンバーが詐欺師を騙し抜き、そして制裁を下す様が何とも爽快なドラマです。単に悪い人間を懲らしめるという単純な内容ではなく、一体誰が悪で誰が正義なのか？見ている側の判断が求められ、どんどん疑心暗鬼になっていき、その判断が物語をわからなくする面白さを楽しむことができます。そしてチートのメンバーに波紋を起こす、もう一人の主人公である加茂（金子大地）。よく言えば純粋、悪く言えば頭が悪い・・・多分そいつが詐欺師だ！絶対騙されてるよ加茂っち！と叫んだ視聴者も多いでしょう。そのもやもやを爽快に吹き飛ばしてくれる沙希・・・その様が非常に爽快。

天才詐欺師「ナミオカ」を捕らえ、大団円を迎えたチートメンバー。その後日談、「詐欺師の皆さん～まだまだご注意ください～」がHuluオリジナルドラマとして登場しました。

星野、加茂にフューチャーした二つの話が楽しめます。

前編では、星野が如月モモとして所属していた「ジュエル☆トリコ」のその後を描きます。

この「ジュエル☆トリコ」は実際にユナ（横田真悠）、マイ（富田望生）そして如月モモの三人で実際に配信デビューしており、そのデビュー曲「ジュエル☆トリコ」をフルで楽しめる内容になっています。沙希はクールで冷静、頭の切れるキャラクターであるにもかかわらず、何でアイドル活動してるの？という疑問がドラマを見ている間ずっとあったのですが、この話で沙希は涙ながらになぜアイドルを目指していたのか語ります。

やっと腑に落ちたという感じだったのですが、ドラマの中にこのシーンを入れるのは難しそうだと思いました。この話を読んで沙希という人物像が完成するような内容でした。

そして後編では本編のような詐欺師を追う話が楽しめます。加茂が単体で追う詐欺師、しかしその実態は・・・。それが欲しかったんだよ！という加茂の猪突猛進ぷりと、沙希の天才詐欺師としての爽快さ。まさに王道のチートストーリーですね。ナミオカ事件のあとも、チートのメンバーは変わらないんだなあという安心感、そしてそのチートの背後にいる人間・・・Huluオリジナルストーリーを見ることで、ドラマとしての「チート」が完成すると言っても過言ではないでしょう。もちろん、ドラマ本編をHuluでも視聴できるので、まだ見ていないという方はご覧になってみてはいかがでしょうか。