未来日記
未来日記とは?
「未来の出来事が書かれた携帯日記=未来日記」の所有者間で繰り広げられる殺人ゲームに巻き込まれてしまった中学生・天野雪輝が主人公のサスペンス・アクション。内向的で冷めている雪輝の成長、雪輝を盲目的に愛する最強のヒロイン・我妻由乃の動向、そして個性的な12人の未来日記所有者によるバトルなどが見所。
月刊少年エースにて2006年より2010年末まで連載された。全12巻、外伝2巻。
2010年1月にオリジナルストーリーによるPSP用ゲーム『未来日記 -13人目の日記所有者-』が、12年4月に同作リメイク『未来日記 ‐13人目の日記所有者 RE:WRITE‐』が発売された。
また、2011年10月からチバテレビ他にてアニメが放映された。全26話。
ヒロイン・我妻由乃を主役に、最終回後の話を描いたOAD同梱コミックス『未来日記リダイヤル』が2013年7月末に発売。
加えて、2012年4月より実写ドラマ『未来日記 ‐ANOTHER:WORLD‐』が放送された。全11話。
未来日記の予告動画は、こちら
未来日記のあらすじ ネタバレ
周囲に対して常に傍観者の立場を取っていた内向的な中学二年生・天野雪輝は、自分の妄想の中に住まう神『時空王デウス』から、身の回りで起こるであろう未来を90日間分だけ予知するという日記を授かる。
最初は自分の空想だと気にかけていなかったが、次第に本当に未来が記されていることに気付く。
日記の予知をフル活用して立ち回り、「まるで解答用紙に答えが書いてあるかのような人生」を満喫する雪輝。
しかしそんなある日、日記に表示されたのは自分が殺される未来と『DEAD END』の文字。
突然の事態に戸惑う雪輝の背後に現れたのは、不敵な笑みを浮かべるクラスメート・我妻由乃だった。
その未来が事実だと言う由乃、そして自分の命を狙う別の男の存在。
こうして雪輝は訳の分からないまま、デウスの殺人ゲームに巻き込まれて行く‥‥
サインアップ
友達付き合いをしない天野雪輝は、携帯電話で日記をつけるのが毎日の習慣となっていた。家に帰っても自室にこもり、ひとり空想にふける。そんなある日、いつも通り空想にふける雪輝の前に、デウスと名乗る時空を操る神が現れる。
契約条件
サードを倒したことで他の日記所有者たちから狙われることになった天野雪輝。その雪輝が通う桜見中学校に9番目の日記所有者「雨流みねね」が現れる。仕掛け爆弾を使って雪輝の命を狙うみねねに対し、雪輝を守ろうと奔走する我妻由乃。
初期不良
天野雪輝と未来日記同盟を結んだ刑事「来須圭悟」。彼もまた4番目の日記所有者である。彼の指示で遊園地で遊びまくる雪輝と由乃。遊びの最中、由乃の女の子らしい仕草に思わず胸がドキドキする雪輝。
手書き入力
雨流みねねが新興宗教の教団「御目方教」に拘束された事を知った来須、雪輝、由乃は、早速、教団内に入り込む。教団を率いる「御目方様」、春日野椿に面会した雪輝たち。そこで椿から驚くべき話を聞かされる。
ボイスメモ
平坂黄泉が動き出した。千倍の聴覚と催眠術を駆使しながら雪輝たちに襲いかかる。由乃は雪輝と一刻も早く教団を脱出したい。ところが、椿の身を案じる雪輝は動こうとしない。いよいよ迫る黄泉の攻撃!
マナーモード
久しぶりに雪輝の母親の天野礼亜が仕事先から帰宅した。その日によりにもよって由乃が家にやって来る。由乃の存在を母親に知られてしまった雪輝だったが、礼亜と由乃はすぐに仲良くなる。少し安心した雪輝だったが…。
留守応答
三日間預かる事になった幼児、「豊穣礼佑」。両親の敵、我妻由乃の命を狙ってあの手この手で作戦を実行してくる。彼を日記所有者と確認した雪輝と由乃は、礼佑の日記を探そうとするも、何処にも見当たらない。
新機種
雪輝と由乃は、新しい学校に通う事になった。二人は別々のクラスに。友達が出来るか心配な雪輝。偶然、同じクラスには高坂王子がいた。相変わらずの彼の悪態に困惑する雪輝。そんな雪輝に「ともだち」が現れる
着信拒否
日向は雪輝の携帯と雪輝自身を人質に秋瀬と勝負することに。勝負はコインで決める。雪輝の未来日記「無差別日記」で未来を予知出来る日向の方に有利な展開かと思いきや、意外にも秋瀬の反撃に合う日向。動揺する日向。更に秋瀬は由乃と共同戦線を張って日向を追いつめる。
家族プラン
雪輝と由乃は、秋瀬によって結婚式の見学会に呼び出される。食事会に参加したり、試着をしたりする内に、段々その気になっていく二人。特に、雪輝は「あの事件」さえなければ、と思い始める。見学会を終えて由乃の自宅まで戻ってきた二人の前に現れる秋瀬。
サービス終了
雪輝と由乃を桜見署に呼びつけた来須。このままだと二人を逮捕する理由がない。そこで来須が取った突飛な行動に驚く雪輝。刑事達に追われる二人。逃亡犯となった二人は病院に逃げ込む。そこで9thの雨流みねねと出会う。
受信圏外
警察に包囲された雪輝と由乃とみねね。絶体絶命の中、来須の家族を人質に来須と交渉するみねね。だが、交渉は失敗。雪輝は捕まり、来須が迫る! 由乃と対峙した来須。由乃は、自身の命を投げうって雪輝を助けようとする。
非通知設定
雪輝は由乃と二人で星を見に行く事になった。星が綺麗に見えそうな場所に着いた時、喉が渇いた由乃は雪輝にジュースを飲ませるのだった。一方、或、日向、まお、高坂の四人は快気祝いをかねて山間の温泉街へ旅行に来ていた。
メモリー消去
雪輝を監禁している由乃のトラップによって捕らわれてしまう日向。一方、地下室に閉じこめられてしまった或、まお、高坂の三人。絶体絶命の状況下で或は、由乃に向かって衝撃の事実を突き付けた!
ダブルホルダー
新たな敵8thの「孫日記」の秘密をつかんだ或は、雪輝を守るために高坂邸で敵の孫日記所有者たちを迎え撃つ作戦に出た。しかし作戦開始早々に予期せぬ停電が起きてしまい、敵の侵入を許してしまうのだった。
修理
7thの襲撃によって負傷した雪輝は入院していた。そこへ父の「天野九郎」がお見舞いにやって来る。半年振りに父と再会した雪輝は、離婚してしまった両親が再婚して欲しいと願うのだが。
家族割り
倒壊を始めた「桜見タワー」はマルコと愛にとって特別な場所だった。二人の「ラブ」の力に圧倒されて、苦戦をする雪輝と由乃。一方、雪輝の事が心配で現場に駆けつけた礼亜は偶然、九郎と再会をして…。
混線
一年前、我妻由乃が天野雪輝のことを意識し始めていた頃、雪輝が書いたラブレターを偶然発見してしまう。相手は学級委員長の若葉萌絵。雪輝が彼女にラブレターを渡さないように変装したウサギの着ぐるみで邪魔をする由乃であった。
全件削除
1stと2ndが消息を絶ってから五日。11thが不穏な動きを始めていた。因果律大聖堂に集合した残りの日記所有者たちの前で雪輝たちを排除しようと進言する。デウスによって二人の存在が抹消されそうになった時、間一髪で雪輝と由乃が現れて11thの正体を暴いた!
データ転送
9th雨流みねねは、11thジョン・バックスを倒して「神」になるために、彼のいる桜見中央大学に単身で乗り込んだ。警備の隙を突いてドーム内に侵入したみねねなのだが、なぜか11thにすべての行動が読まれていた…。
暗証番号
11thを倒すため一時共闘していた雪輝とみねねだったのだが、あと一歩のところで「クアッドタワービル」北塔32階の奥にある金庫室の中に逃げ込まれてしまった。作戦が失敗してしまい、西島を見殺しにされた怒りが収まらないみねねは、雪輝に襲いかかるのだった。
切断
崩壊を始めた世界で、死んでしまった人間を生き返らせるために神になると決意した雪輝は、残りの日記所有者である8th上下かまどを倒すために、由乃と行動を共にしていた。その雪輝に「真実」を伝えるために秋瀬或がとった行動とは。
契約不履行
8thを倒し日記所有者は雪輝と由乃だけになった。そして由乃の携帯電話に「7月28日に世界が滅ぶ」と「ユッキーが由乃と結ばれる」と予知される。残りの時間、雪輝は由乃を疑いながらも、その気持ちに応えようとするのだが…。
検索中
崩壊を始めた因果律大聖堂で雪輝と由乃は対峙していた。最後の勝者を決めなければ世界の崩壊が止まらない。由乃は「神」になってゲームをまたやり直すため、雪輝を突き落としてしまう。だが、由乃を愛した雪輝はボロボロになりながらも崖を昇っていた!
リセット
「神」になった由乃の力で、「サバイバルゲーム」は何度も繰り返されていた! 真実を知った雪輝は、「由乃」と「世界」を救うためにすべての始まりである「学校」へ向かう。悲しみと絶望が交錯する中、「神・由乃」との最後の戦いが始まった…。
初期化
【シーズン1 最終話】「神・由乃」の力によって、雪輝は「幻覚空間」に閉じ込められていた。その幸せな空間で両親と念願の星を見に行くことになる。しかし雪輝は本当に愛する人の名前を忘れてしまっていた。両親が温かく見守る中、雪輝はすべてを思い出し、大声で彼女の名前を叫んだ!
未来日記の作品概要
監督/演出
原作/脚本
未来日記のキャスト紹介
未来日記の感想
携帯電話で日記をつけていただけのはずが・・・普通の高校生が、ある日、神の繰り広げる殺人ゲームに巻き込まれるアニメ「未来日記」。原作はえすのサカエ氏の描く漫画作品で、テレビドラマ化、パチンコ化もされている人気作品です。妖精帝国の歌うOP「空想メソロギヰ」(読み方はくうそうめそろぎい)も話題になりましたね。
第一話冒頭数秒で血の流れるショッキングな映像から始まります。
主人公の天野雪輝(富樫美鈴)は日記をつけるのが趣味。時間、場所、誰が何をしたか・・・日記というと、自分の事を記録に残すというのがメインですが、雪輝の日記はどちらかというと「他人に関する記録」。彼は携帯で逐一「傍観者」として周りの記録を無差別に残していました。
しかし、ある日雪輝の日記が勝手に更新されるように・・・テストの内容、クラスの人間にどう絡まれるか・・・それは未来の出来事でした。
その日記の内容が実際に未来に起きると気づいた雪輝は喜び、日記を利用し始めます。テストでは上位の成績を残し、乗りに乗っていた雪輝。
しかし、その喜びもつかの間。ある日の放課後、日記に一言「通り魔に追いつめられ、僕は殺される。 DEAD END」
怯える雪輝を助けたのは学校の人気者。ピンクのロングヘアで才色兼備の美女、我妻由乃(村田知沙)。彼女もまた、未来が勝手に更新される日記、「未来日記」の所有者でした。
彼女の日記は「雪輝日記」。実は由乃は雪輝のストーカーでした。
彼に起きる出来事が逐一更新されるという日記を利用し、雪輝を通り魔から救います。
実は、この「未来日記」の所有者は全部で12人いました。その12人が殺し合い、最後に残ったものが神になれるというデスゲームだったのです。
通り魔の正体は殺人日記の所有者3rd。雪輝(1st)が、3rdを追いつめ逆に殺したことが神デウスによって「奇跡」と称されたことで、今後雪輝は命を狙われることになります。怯える雪輝に由乃が告げます。「ユノが守ってあげる、ユッキー。」果たしてデスゲームの結果は・・・
由乃は雪輝を守るために命をかけて戦います。何を犠牲にしても、ユッキーを傷つけるものは全て死ね!と叫ぶ由乃の姿は異常・・・最後の一人になるまで続くデスゲームなのに、由乃は雪輝を愛し、裏切るようなそぶりは全く見せません。最後の一人になるまで終わらないデスゲームなのに、序盤から矛盾したこの展開・・・この二人、最後はどうなるんだろう?とあっという間に一気見してしまいました。
デスゲームらしい、思わず目をつぶってしまうような痛々しい表現だけではなく、人間の感情の表現も引き込まれる魅力の一つです。
まさに「王道ヤンデレヒロイン」と呼べるに相応しい由乃の異常な愛情。雪輝と二人でいるときの由乃は、ただの恋する乙女。女の子らしくお化け屋敷を怖がったりと、学園の人気者だけあり、非常に可愛い・・・のですが、その笑顔に怯える雪輝・・・。
雪輝を傷つけようとする人間への非情さと、戦う由乃の歪んだ笑みと怒りの表情・・・雪輝と他人への態度のコントラストが、彼女の異常さを引き立てます。
そのほか、雨流みねね(相沢舞)を初めとした日記所有者たちは揃いも揃って狂っているのですが・・・警官である来栖圭悟(田中正彦)のデスゲーム参加理由は、人間なら誰もが納得できるような内容。その理由の為に非情に人を裏切り・・・胸が痛くなるようなシーンも。
デスゲームが中心のアニメですが、ファンタジーを織り込んでいるストーリーになっているので、バトルアクションアニメとしても躍動感やテンポがよく、完成度が高いです。
デートシーンでは景観にCGが使われていて、デスゲームを忘れさせるような美しい景色が楽しめます。一気にいろんな要素が楽しめるアニメになっています。
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