デスパレートな妻たちとは？

【第57回エミー賞 コメディ部門 主演女優賞･監督賞受賞】

 

デスパレートな妻たちの予告動画は、こちら

 

デスパレートな妻たちのあらすじ ネタバレ

一通の手紙

平穏な郊外のウィステリア通りで主婦メアリー･アリス･ヤングが謎の自殺を図る。隣人のスーザン、リネット、ブリー、ガブリエルは、メアリー･アリスが自殺した理由がわからず、動揺する。そして彼女たちは遺品の中から見つかった脅迫状を基に真相究明に乗り出す。

 

それぞれの秘め事

スーザンとイーディはマイクをめぐってライバル意識を燃やす。ガブリエルは年下のジョンとの不倫現場を自宅で目撃されるのを避けるため、密会することに。一方、ブリーは夫を説得して離婚弁護士ではなくカウンセラーに会い、結婚生活について相談する。

 

ガラスの理想

メアリー･アリスが計画していた食事会を彼女のために決行すべきだと提案したスーザン。そして食事会の当日、離婚した元夫と些細なことでまた口論になり、なぜか素っ裸で家から閉め出されてしまったところ、不運にも思いを抱いているマイクに目撃されてしまう。

 

女は多面体

問題児の双子が起こす騒動にお手上げのリネット。最終手段として学校の担任に薦められた注意欠陥障害の薬に手を出すか迷う。一方、イーディ邸の火事で疑いをかけられたスーザンは、フーバーさんに恐喝のような要求を次々と突きつけられる。

 

招かれざる客

スーザンは留守にする隣人から猫の世話を頼まれる。そして猫の様子を見にその家に寄った際、不法侵入に結びつくある証拠品を発見する。危機感が高まり、見回りを始める住人。一方、ガブリエルはカルロスの母ホアニータが遊びに来たことで、ジョンと密会できずにいた。

 

火花散らして

姑ホアニータにギャンブル癖があることを知ったガブリエルは、ホアニータをカジノのバイキングに置き去りにし、ジョンとの密会を楽しむ。一方、スーザンは療養施設に入ったザックの様子が気になり、娘のジュリーを送り込む。そこでジュリーはザックから“デーナ”という名前を聞き出すが…。

 

負けられない人々

突然マイクを訪ねてきた美女のケンドラの存在が気になるスーザンとイーディは、尾行を開始。姑ホアニータに浮気の証拠をつかまれたガブリエルは宣戦布告を告げられ、大ピンチ。そしてトムの上司夫婦のために食事会を開いたリネットは仕事の話に口出ししてしまい、トムの立場がなくなる。

 

罪の段階

昏睡状態の母親を見て、突然子作りに励みたいと宣言するカルロスに愕然とするガブリエル。マイクとの恋愛関係をスタートさせたスーザンは一泊旅行の計画に同意するが、彼の家であるものを発見し、マイクへの不信感を募らせてしまう。そして、メアリー･アリスへ宛てた謎の脅迫状の詳細が明らかになる。

 

疑心

リネットはついに優秀なベビーシッターを引き抜くことに成功。ジョンと別れたガブリエルは、看護師増員の寄付を募るためファッション･ショーを企画する。その際にジョンとの不倫がスーザンにバレてしまう。そんな矢先、ガブリエルの家にパトカーが。果たして誰が連行されるのだろうか?

 

もう誰も信じない

完璧だと思われたブリーの結婚生活も謎の女メイシー･ギボンズによって危機へと陥る。リネットは優秀なベビーシッターにすっかりなついてしまった子供たちを見て、母親としての寂しさを感じ始めていた。そしてスーザンは、ジュリーの部屋の前で思いがけない侵入者を発見する。

 

本当の気持

ソリス家の銀行預金口座が凍結され、仕方なくモデル業を開始したガブリエル。一方、元夫カールが過去にイーディとも仲良くしていたことを知ったスーザンは激怒すると同時に、ある事に気づく。ブリーは夫とのやり切れない気持ちの捌け口として薬局のジョージと親しくなり始めるが…。

 

告白の行方

マーサ･フーバーの遺体発見の衝撃事実がウィステリア通りの住人に知れ渡る。そしてフーバーさんの日記に綴られていた事実は姉が知ることに。スーザンはついにイーディに自分が家を燃やしたことを白状するが…。一方、マイクが引っ越してきた本当の目的も明らかになる。

 

大人の分別

トムの父ロドニーが訪ねてきて留守中に女性を連れ込むが、リネットに見つかってしまう。ジュリーとザックのキスの現場を目撃したスーザンは2人を必死に引き離そうとする。そしてザックが知っている謎の「デーナ」の話。これは果たして母親のメアリー･アリスの自殺の手がかりとなるのだろうか?

 

バレンタインの悪夢

レックスはブリーに、メイシー･ギボンズが満たしてくれた性的欲求を夫婦関係の修復のため試して欲しいと要求する。ディアドラの独自の捜索を続けるマイクは危険にさらされ、スーザンとの関係にも影響が。一方、隣人のマクラスキーさんの植木鉢を子供たちが盗んだと知り、リネットは謝らせに行くが…。

 

偽りの自分

ジョンのルームメイトのジャスティンに「2人の関係をばらす」と脅迫を受け、関係を迫られるガブリエル。リネットは昇進のチャンスをもらって喜ぶトムをよそに、家族との時間が減ることを恐れ、ある行動に出る。そしてスーザンはついにマイクの隠されていた過去を知ることになる。

 

スキャンダル

メイシー･ギボンズが自宅での売春容疑で逮捕され、彼女とレックスの関係が近所に知れ渡ってしまったブリー。一方、バークリフ学院で頭ジラミが流行し、その原因の疑いをかけられたリネットの息子たち。そしてスーザンとイーディは手を組み、怪しいポール･ヤングの身辺調査を開始する。

 

届かない言葉

ガブリエルの姑、ホアニータが病院で息を引き取った。しかしホアニータが不倫の事実を隠し通したかどうかが気がかりなガブリエルは、病院へ確かめに行く。そして葬儀を控え、棺を選ぶ際にカルロスと激しい口論に。一方、ブリーとレックスは手に負えないアンドリューを更生施設へ送り出す決心を固める。

 

迷える親ヒツジ

ブリーに子供たちを預けたリネットは、ブリーが彼らにしつけとして体罰を与えた事実に対して激しく非難する。一方、刑務所に入所することになったカルロスは、ガブリエルに「婚姻後契約」を突きつける。そして警察はついにポールの家を訪ね、以前購入したおもちゃ箱について聞き出すが…。

 

孤独な旅人

リネットはスカーボ家の向かいに住む長年の天敵であったマクラスキーさんと、意外なきっかけにより友情が芽生える。独自に捜査を続けるマイクは、ノアから失踪していたディアドラの遺体が箱詰めにされて見つかったと聞く。そして新たに入手した情報から意外な事実を発見する。

 

未練の残り火

夫のトムがずっと隠し事をしていたことを知ったリネットは絶望する。避妊ピルをすり変えていた犯人がカルロスだと知り、衝撃を受けるガブリエル。そしてジョージとブリーの親密な関係に嫉妬を抱くレックス。プラトニックな関係だと言い張るブリーだが、果たしてジョージの心境はいかに?

 

追い詰められて

妊娠が発覚したガブリエルは、子供の父親がジョンかもしれないと頭を悩ませる。ポールが言ったことが真実かを確かめるため探偵を雇ったスーザンは、謎の多いマイクの正体もついでに調べてもらうことに。そんな中、フーバーさんの姉フェリシアの行動により、ヤング家の謎の真相が明らかになる。

 

別れ道

マイクと仲直りし幸せの絶頂にいたスーザンに嫉妬するイーディは、リネットたちと同居は早すぎると忠告しに行く。復讐心に燃えるカルロスは、ジャスティンがガブリエルの不倫相手だと思い込み、墓穴を掘ることに。そんなウィステリア通りに引っ越してきたアップルワイト家もまた秘密を隠しているようだ。

 

終わりの始まり

【シーズン1 最終話】ブリーの夫レックスは再び心臓発作で倒れ入院、リネットの夫トムはとうとう昇進できなかった本当の理由を知り、会社を辞めて専業主夫になると言い出し…。ウィステリア通りの住人たちの運命が急展開を迎える中、メアリー･アリスを自殺に追い込んだ本当の理由、そしてそこに絡むデーナそしてディアドラの真実が明らかに。

デスパレートな妻たちの作品概要

 

 

デスパレートな妻たちのキャスト紹介

• テリー･ハッチャー
• フェリシティ･ハフマン
• マーシア･クロス
• エヴァ･ロンゴリア
• エヴァ･ロンゴリア･パーカー
• ヴァネッサ･ウィリアムス
• ブレンダ･ストロング
• ダナ･デラニー
• ジェームズ･デントン
• エミリー･バーグル
• ダグ･サヴァント
• ニコレット･シェリダン
• リカルド･チャビラ
• キャスリン･ジューステン
• ドレア･デ･マッテオ
• マディソン･デ･ラ･ガーザ
• ケヴィン･ラム
• タック･ワトキンス
• チャーリー･カーヴァー
• カイル･マクラクラン

 

 

デスパレートな妻たちの感想

このドラマはウィステリア通りの住宅街に住む一見『普通』な主婦５人の物語である。

物語はメアリー・アリス・ヤングが自殺したところから始まる。

彼女はなぜ自殺したのか、それぞれが抱える秘密と共にストーリーが進んでいく。

不倫、離婚、育児、など主婦らしい家庭の問題からそれぞれの抱える秘密とそれを守るためのウソでストーリーが展開していく。

コメディのような感覚でライトに見れるのだが、時々『メアリー・アリスはなぜ自殺したのか』の核心に迫るサスペンスの要素が垣間見える。

そのアンバランスさがなんともいえず、このドラマの魅力となっているのだろう。

元モデルのセレブ妻が不倫していたり、完璧な良妻賢母を目指すブリーが離婚しそうになったり、キャリアウーマンが育児に翻弄されたり…意外とありそうな展開なのも魅力のひとつだろう。

 

私はブリーがお気に入りで完璧な妻、完璧な母親になろうとする姿に尊敬すら覚える。

自分も子育てや家事をしているからこそ、彼女がオーガニック食材を使い手の込んだ料理を作ったり、隅々まで掃除を行ったりする大変さが理解できる。

はっきりいって私には到底真似できないものだ。

だからこそ尊敬するのだが、そんな彼女は家族から煙たがれてしまう。

確かに、自分が家族だったらヘルシー料理は健康的だけどおいしくないだろうしたまにはファストフードの背徳的なものも食べたくなるだろう。１０代の若者ならとくに。

完璧に片付いた部屋も汚してはいけないというプレッシャーがあるし、くつろぎづらいだろう。

完璧であろうとするのは難しく、強制されるのはつらい。家族の立場からは疎ましく思ってしまうのも納得だ。

だがしかし、その完璧な料理や掃除には想像できないくらい努力があるだろうということもわかるので、疎ましく思われたり突然離婚を言い渡されてしまうブリーに同情してしまう。

 

そんなわけで私の一番のお気に入りのキャラクターはブリーなのだが、ほかのキャラクターも魅力的である。

ラストでメアリーアリスの自殺の原因もわかり、そういうことだったのかと納得した。

まさかの展開だったがメアリーアリスの気持ちもわかる。我が子のように育てた子どもを今更ながら返してほしいといわれてもそう簡単には引き下がれないだろう。

しかし出産経験のある身としては我が子を手放すのがどれほどつらいか、忘れられないか、も理解できる。

薬物漬けで子育てできなかった彼女の代わりに育てるその選択は間違っていなかったとは思うけど、生みの親と育ての親の関係は難しいものだと思う。

だからといって殺人はなしだと思うけど。

息子がサイコパス的な要素があるのはおなかにいるときに母親が薬物中毒だったからなのか。息子は少々不気味である。

ラストまでの展開としてよくまとまっていたしストーリーもおもしろかった。

 

シーズン１はほぼ完璧にまとまっていたと思う。

きれいにまとまっているのでシーズン２は見なくてもいいかと思うほど。

ただ息子の様子や残っている伏線もあるし、その後の彼女たちの展開も気になるので次のシーズンもみようかなと思う。

とてもおもしろかったです。

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