マジシャンズ
マジシャンズとは?
【Huluプレミア】レヴ・グロスマンのベストセラー小説を基に、非常に知的だが社会的には引きこもった状態の20代の青年主人公、クエンティン・コールドウォーターを描く「マジシャンズ」。クエンティンは密かに、幼少期に読んだフィロリーという魔法の地を巡る一連のファンタジー小説に夢中になっている。それ以外では、彼の日々は全く退屈なものだったが、ある時アップステート・ニューヨークにある極秘で閉鎖的な魔法のためのブレイクビルズ大学に入学を許可され、現代における魔法の実践について徹底した厳しい教育を受けることになる。しかし、魔法は彼が想像していたような幸せや冒険、そして意義を彼にもたらしはしない。彼が友人たちと一緒にフィロリーが実在することを発見するまでは。
マジシャンズの予告動画は、こちら
マジシャンズのあらすじ ネタバレ
運命の出会い
親友のクエンティンとジュリア。2人はそれぞれ謎めいた勧誘を受け、魔法教育の秘密機関、ブレイクビルズ大学への入学試験を受けることになる。
魔法の起源
クエンティンは、ある日ブレイクビルズ大学で起きたこの世の物とは思えぬほどの攻撃への関与のために除籍されそうになって取り乱す。一方、ジュリアはアングラ魔術に傾倒するようになり、自身の能力を証明しようとヘッジ・ウィッチの試験を受ける。
先進魔術の影響
クエンティンは予期せぬ形でジュリアとつかの間の再会をすることになる。ペニーは自身の霊能力に圧倒され、アリスはどんな犠牲を払っても行方不明となった兄に何が起きたのかを突き止めようと決意する。
壁の中の世界
ある日の朝、クエンティンは精神科病院で目を覚まして当惑してしまう。だが何とかしてこの事態を打開するため、もっとも信頼していない人物に助けを求めることになる。
人間関係の修復
生徒同士の決闘防止に考案されたウェルターズ・トーナメントに向けて、生徒たちは全員、訓練に励んでいるはずだった。だが実際には各自が個人的な問題を抱えて集中できずにいた。
実現困難な課題
新入生たちは型破りで情緒的な一連のテスト“トライアル”を受け、試練の数々を経験する。このテストに合格した者たちは生涯忘れられない旅を経験することになる。だがもしテストに落ちれば、ブレイクビルズでの生活は終わるのだ。
マヤコフスキー教授
ブレイクビルズの学生たちはブレイクビルズ・サウスの厳しい課程とマヤコフスキー教授の辛辣な教育法に耐える。一方、エリオットが新しい恋愛対象に出会い、マーゴは彼との友情関係が壊れるのではと心配になる。
呪いのかかったナイフ
皆が友人だと思っていた“ある人物”が突然クエンティンとペニーを襲い、ブレイクビルズは大混乱に陥る。重傷を負ったペニーを助けようとするアリスとクエンティンは「フィロリーとその先」の世界でジェーンの身に起こった事件と似ていることに気づく。同時に、クエンティンは事件とビーストとの関係を探ろうとする。一方、リハビリ施設に入れられたジュリアは、今後一切魔法に関わるのはやめようかと考える。
フィロリーの生誕地
クエンティン、アリス、エリオット、ペニーの4人は失われた魔法のボタンを捜してイギリスにある「フィロリーとその先」の作家、クリストファー・プロバ―の館へと旅する。しかし、彼らがそこで見たのは、あまりに恐ろしい作家自身の正体だった。一方、ジュリアはリハビリ施設から出て、自身の魔法について真の意味を探ろうとする。しかし、そのために彼女は非常に高い代償を伴うことになる。
帰郷
ペニーは、ある世界を別の世界へとつなぐ役目を担う場所“ナイザーランド”に迷い込む。彼はすぐにそこが思ったほど友好的な場所ではないことに気付き、クエンティンの夢の中に入り込んで助けを求める。クエンティンとアリスは力を合わせ、なんとかペニーを助け出そうと“あること”を試みるが…。
救済のための戦闘魔術
クエンティンたちはフィロリーでの決着の場に備え、戦闘魔術を習得しようとするが、この魔術に挑戦することで、みんなのフラストレーションが募っていく。その結果、仲間の結束が崩れたり、あるいは別な結束が生まれたりする。
40回目の人生
飲み続けて一夜が明け、学生たちはぼんやりとした記憶の中でかなり後悔していた。しかしペニーは、感情に浸って話している時間はないと皆に気付かせ、悲惨な結末にならないように、策を練ればならないと説得する。なぜなら、皆の命はナイザーランドにどれだけ早く戻り、ビーストを倒せるかどうかにかかっているのだ。
フィロリーへの旅
【シーズン1 最終話】時間の魔法を駆使し、クエンティンとジュリアはフィロリーに到着した。今度は彼らが生きている時代より70年以上も過去に行ったあと現代に戻り、ビーストを捜している他の仲間たちに追いつかなければならなかった。
マジシャンズの作品概要
監督/演出
プロデューサー
マジシャンズのキャスト紹介
- ジェイソン・ラルフ
- オリヴィア・ダッドリー
- アルジュン・グプタ
- ヘイル・アップルマン
- ステラ・メーヴ
- サマー・ビシル
- ジェイド・テイラー
- リック・ワーシー
- ブリタニー・カラン
- トレヴァー・アインホーン
マジシャンズの感想
このドラマは冴えないオタクの青年がある日突然魔法の大学へ入学して異世界の危機を救うファンタジードラマである。
主人公は魔法を信じている地味な青年で突然魔法大学の入学試験に招待されて悪者と対決…、なんていうと思いつくのは『ハリーポッター』だ。
そう、このドラマはまるでハリーポッターのような設定なのである。
ただ、ハリーポッターが子ども向けファンタジーであるに対してこちらは大人向けである。
飲酒、喫煙、SEX、ドラッグ…などが平然とでてくるのでアダルトな作品となっているのが大きな違いだろう。
このドラマの感想で多くの方が大人版ハリーポッターだと表現しているが、私も同意見である。
このドラマの見所のひとつとして絶対に語りたいのが『映像の美しさ』だ。
魔法大学のブレイクビルズや栄えていた頃のフィロリーはエフェクトがかかっており色鮮やかになっている一方で、現実世界は暗めであり対照的だ。
その対比がドラマをより魅力的にさせていると思う。
またこういう魔法や超常現象を題材にしたものは一歩間違えたら安っぽいチートなものになってしまうので、映画ほど時間やお金をかけられないテレビドラマでは難しいものだと思うのだが、実に見事に表現されている。
制作陣が大ヒットドラマSUPER NATURALのスタッフだそうで、さすがだなと言わざるを得ない。
グラフィックの美しさは間違いなくこのドラマの魅力のひとつだろう。
さて次に内容だが、おもしろかった!
仲間、友情、成長、正義といった爽やかな青春色はほとんどなく、わりと皆さん自分勝手でどちらかといえばドロドロである。
主人公はなよなよしたオタク青年で、魔法に対しての純粋さはあるものの、内に秘めた特別な力や才能はなく。
仲間のペニーはよく怒ってるし、ケイディはヤンキー風不良少女だし、アリスは高慢だし、キャラクターも爽やかさは全くない。
クエンティンの幼なじみで裏側のメインキャラのジュリアなんて自己中極まりない。
そうそう、このドラマはクエンティンたちの正統派の表サイドと大学以外での魔法組織の裏サイドの視点で構成されている。
その裏サイドのメインキャラクターのジュリアは、発言は上から目線だし逆恨みでクエンティンを危ない目に合わせておきながら自分は悪くないという感じだし、助けを求めるくせに人の忠告なんてまるで無視だし、最後なんて最悪で個人的感情で瀕死の仲間は無視という、もう救いようがないほど自己中キャラクターである。
途中でジュリアが心を入れ替えたかと思ったが全くそんなことはなく。
ジュリアが心を入れ替えたのならば仲間に加わるのかなあと思ったのだけどなかったので、このドラマはクエンティンの表サイドとジュリアの裏サイドの構成で次シーズンもいくのだろうと思う。
そんなキャラクターに爽やかさは一切なく、ストーリーも酒·SEX·ドラッグでこれまた爽やかさは微塵もないこのドラマだが、メインのテーマは魔法であり作品はファンタジー……このアンバランスさに惹き付けられてしまうのだろう。
S1の最終話はクリフハンガーとなっていて次回が非常に気になるところだ。
次のシリーズも期待したい。
マジシャンズの動画が見れるサイトは?
「洋画」カテゴリーの関連記事