南極料理人
南極料理人とは?
南極観測隊員の料理エッセイを映画化。極限の地の食事と人間模様を、笑いと共につづる
堺雅人はじめ個性派キャストが演じる南極観測隊員たちの日常を、ユーモアたっぷりにつづる。限られた材料で工夫した料理の数々や南極観測隊の生活風景も興味深い。
「キツツキと雨」「横道世之介」など、独特のユーモア感覚で注目を集める沖田修一監督の商業映画デビュー作。
南極料理人の予告動画は、こちら
南極料理人のあらすじ ネタバレ
日本から遠く離れた南極ドームふじ基地。調理担当の西村は、8人の観測隊員の胃袋を満たすため、日々知恵を絞っていた。ある時は伊勢海老を使った特大エビフライ、またある時は特製手打ちラーメン。こうして、個性的な隊員たちの愉快な日常が過ぎていき…。
南極料理人の作品概要
監督 沖田修一
原作 西村淳
音楽 阿部義晴
脚本 沖田修一
南極料理人のキャスト紹介
(西村淳(調理担当)) 堺雅人
(本さん(雪氷学者)) 生瀬勝久
(タイチョー(気象学者)) きたろう
(兄やん(雪氷サポート)) 高良健吾
(ドクター(医療担当)) 豊原功補
(西村の妻・みゆき) 西田尚美
(主任(車両担当)) 古舘寛治
(平さん(大気学者)) 小浜正寛
(盆(通信担当)) 黒田大輔
(西村の娘・友花) 小野花梨
南極料理人の再生時間
125分
南極料理人の感想
ただひたすらに、食べ物が美味しそうな「食べる映画」です。南極という、料理には全く適さない環境下で、堺雅人演じる調理担当の西村淳が作る料理のすごさ!冷凍食品や缶詰を駆使しているとは思えないほどの豊富な料理メニューに圧巻です。隊員たちの、無理難題とも思えるリクエストに完璧にこたえていくところも爽快です。
あたり一面に雪しかない究極の最果てに【単身赴任】した人々の、人間模様やキャラクターが食を通じて感じられます。特に、食事シーンのひとりひとりの食べ方の違いが見ていてとてもリアル。細部の演出が凝っています。
食事とは、健康のため生きるためだけに必要なのではないのだと実感できる作品です。極限の暮らしをしたからこそ分かる、人に作ってもらうごはんのありがたさや美味しさ。
食は楽しみや生きる希望でもあり、自分を支えるルーツになるものでもあるんだと、隊員達の暮らしをみて、身にしみて感じます。
何はともあれ、とにかくご飯が美味しそう。おにぎりや豚汁からフルコースの料理まで、普通に日本で暮らしているよりもご馳走を食べているのでは?と思ってしまうほど。和洋中すべての料理が絶妙に食欲を刺激し、見終わる頃には確実にお腹がすいてしまう、「飯テロ」映画です。
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