BULL/ブル
作品名とは?
ちょっと風変わりな心理学者とそのチームが、独自の視点から事件に向き合い、法廷で無実の被告を救う全く新しい心理エンターテインメント。陪審員たちを味方につけ解決に導く爽快感が話題をさらった、新感覚ドラマ。
作品名の予告動画は、こちら
作品名のあらすじ ネタバレ
消えたネックレス
ある億万長者が、殺人罪で起訴された息子の弁護をブルと彼が率いるTACのチームに依頼。彼らはデータと陪審員の心理を分析し、勝訴のための戦略を練り始める。
8Dの女
女性パイロットが墜落事故の過失を疑われ訴えられた。ブルは陪審員の無意識なジェンダー差別が彼女に不利に働いていることに気づく。裁判が白熱する中、TACの社内弁護士べニーは久しぶりに法廷に立つことになる。
情報操作のワナ
レイプ被害者が、加害者の殺害容疑で逮捕された。人気ジャーナリストが陪審員に植えつけた偏見にブルが苦戦する一方、弁護を担当するべニーは検察官時代の元恋人と戦うことになる。
地獄の町
新薬を開発し特許権侵害で訴えられた若き女性科学者を守るため、ブルは過去において唯一の苦い敗北を味わったテキサス州の町へ戻る。
偽りの自白
娘を殺された富豪はTACを雇い、娘の婚約者だった貧しい調理師を起訴しようとする。被告人の自白を疑うブルは富豪一家の依頼を断り、弁護側のサポートにつく。
神の弱点
不妊治療の手術中に緊急の子宮摘出術が行われたことから、ブルは傲慢かつ自信家の外科医に落ち度はなかったと陪審員に証明しなければならない。
見逃したサイン
ある男が交通事故で妻を死なせ、その責任を問われて起訴された。強引に自動車運転での過失致死を適用しようとする検察の様子から、ブルは検察と野心的な政治家の陰謀がつながっていることに気づく。
完璧という罪
ブルの元妻イザベラが、自身が販売する製品を顧客が買って死亡した事件で訴えられた。ブルはこの案件を、ベニーと彼の姉イザベラとの間に残る問題を解決するためのチャンスと捉えて、弁護を引き受ける。
#大炎上
自身も偏見に苦しめられた経験から、ブルは幼い頃育った町へ戻り、放火殺人容疑で起訴された若い青年の弁護をする。
E.J.
自動運転車を開発した企業の社員が、自動運転車の暴走により死亡する。ブルは女性CEOの弁護を引き受けるが、彼女が裁判を左右する秘密の公表を拒否したことから窮地に立たされる。
先生は年下がお好き
教師と17歳の生徒との不適切な関係が発覚。ブルは生徒の両親に協力し、教師と法廷で争う。
ストックホルム症候群
TACの模擬法廷で爆発が起き、ブルたちと模擬裁判の陪審員が人質にされる。犯人はダニーのせいで夫が逮捕されたと主張する一人の女だった。
盛者必衰の理
eスポーツのプロゲーマーが重要な試合でヘマをして敗北する。ブルと彼のチームは「わざと負けた」として不当に解雇されたそのプロゲーマーを助けようとする。
黒い軍事機密
内部告発した軍士官の弁護をブルが決めたことから、べニーは軍事機密を知ることに。一方TACではマリッサとケイブルがハッキングを防ぐため、オフィスのインターネットを切断する。
命の値段
不動産開発業者が過失致死で起訴され、ブルは検事局からの協力依頼を引き受ける。しかし反社会性人格の被告人はブルのライバル弁護士を雇った。不動産開発業者が過失致死で起訴され、ブルは検事局からの協力依頼を引き受ける。しかし反社会性人格の被告人はブルのライバル弁護士を雇った。
空飛ぶミステリー
知事とスカイダイビング会社の経営者がスカイダイビング中の事故で死亡。ブルは何度も組んできた弁護士と戦う一方で、細工されたパラシュートの裏に隠された秘密を暴く。
マネーゲーム
大手銀行の電話勧誘による投資詐欺でほぼ全財産を失った女性教師と出会ったブル。彼は、同じく騙された数千人の被害者のために、社運を懸けて大規模な集団訴訟に踏み切る。
ドレス・トゥ・キル
チャンクの元上司で伝説的なデザイナーがランウェイで殺害されるというファッション界を揺るがす事件が発生。ブルは容疑者の弁護を引き受けるが、彼とチャンクは事件をめぐって対立する。
正義の男
婚約者であるチアリーダーを殺された有名弁護士が起訴された。ブルは自分自身を弁護する彼に協力することを決める。
暗示にかけられて
父親を殺した青年が、カルト教団で洗脳されていたとブルは確信する。それを立証するためチャンクは教団に潜入する。
被告人べニー
べニーが検察官時代の不法行為疑惑で起訴された。これを受け、ブルは著名な弁護士と取引をし、彼女に弁護を依頼する。
その秘密、危機にあり
べニーの弁護と引き換えにブルはJP・ナネリーの仕事を手伝うことになる。内容は、FBIのテロ捜査に協力を拒むクラウドサービス会社の弁護のサポートだ。
裏切りのマイアミ
【シーズン1 最終話】JP・ナネリーの依頼で暴力的なカルテルが絡む麻薬密売事件の裁判を手伝うことになったブル。ギャングに身元がバレないように陪審員も匿名なことから、ブルは声だけで陪審員を選別することを余儀なくされる。
作品名の作品概要
プロデューサー
作品名のキャスト紹介
作品名の感想
法廷科学という新しいジャンルのリーガルドラマである。
マイケル・ウェザリー演じる主人公Dr.ジェイソン・ブルが人の心理を読み取り陪審員を選ぶことで無実の被告人を救う…といった内容だ。
卓越した観察力で人の心を読み取っていく姿や、ちょっとお茶目でユーモアのあるキャラクターはどこか「メンタリスト」を思わせる。
メンタリストの主人公ジェーンはその能力を犯人捜しに使っていたが、ジェイソン・ブルは裁判で使用している。
アメリカの裁判では日本と違い陪審員に判決が任される。それを上手く利用したストーリーだと思う。
このドラマの魅力のひとつは、チームの仲間が個性的かつ魅力的であること。
元国土安全保障省のマリッサや弁護士のベニー、ファッション担当のチャンク、ハッカーのケイブル、元FBIのダニーのチームで事件解決へと導く。
個人的に好きなキャラは元検事で弁護士のベニーである。
彼は主人公のブルの元奥さんの弟なので義弟になるのだが、彼のよき理解者でありいいパートナーである。
第8話の「完璧という名の罪」では、訴えられたベニーの姉、ベニー、ブルの関係性が描かれておりお互いを大切に思う様子が表現されていた。
とてもお気に入りの回である。
反対に残念だったのがシリーズ最終話である。
基本的に一話完結ですっきり見やすいのが特徴なのだが、最終話は前編・後編の二話編成である。
二話編成のため内容が濃いのかと思いきや、実際はそうでもなかった。
依頼をもってきたJP・ナネリー(ブルは彼女に貸しがある)やその依頼人や弁護士の状況が複雑すぎるのだ。
しかも複雑な設定なだけで実際蓋をあけてみると中身はたいしたことはない。
ちょっとストーリー的には浅い印象だった。
ただ舞台がマイアミだったのでいつもと違ったロケーションを楽しむことができる。
出張ロケといった感じだ。
結局、最後は丸くおさまり大団円だったのだがせっかくのマイアミという舞台をうまく活用できず、ただプールサイドと水着を楽しんだだけとなる。
これならいつもと同じ会社で、誰かがピンチになるようなストーリーのほうがよかったのでは?とさえ思ってしまう。
その前の回でベニーが検事局から訴えられたストーリーがあったのだが、そちらのほうがよっぽどシリーズ最終話にふさわしかった。
そのベニーの裁判を助けてもらった借りを返すべく依頼を頼まれて最終話へ突入、といった流れなのだが、惰性感が否めない。
とはいっても、ストーリー全体としてはとてもおもしろかった。
ブルのキャラクターはもちろん、チームメイトのキャラクター、事件解決の爽快感、一話完結の見やすさなど総じてとてもよい。
久しぶりにおもしろい海外ドラマがでてきたなと思った。
最近は長寿ドラマが続々と打ち切りが決定しているので残念に思っていたが、一方でこのような新しい魅力的な海外ドラマのシーズンがはじまることを嬉しく思う。
次シーズンも期待したい。
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